NEWS(12/09/13 16:36)
Microsoft、「Visual Studio Express」でF#言語を利用可能にするアドインを公開
無償でF#言語の学習や開発が行える
米Microsoft Corporationは12日(現地時間)、「Visual Studio Express」でF#言語を利用した開発を可能にするアドイン「F# Tools for Visual Studio Express 2012 for Web」(以下、「F# Tools」)を無償公開した。現在、Webアプリ・コンポーネント・開発ツールのインストールを支援するツール「Web Platform Installer 4.0」から入手できる。
「F# Tools」を利用すると、無償で提供されている入門向け開発環境「Visual Studio Express」でF#言語が利用可能になる。「Visual Studio Express」のWeb開発向けラインナップ「Visual Studio Express 2012 for Web」にインストールする仕組みだが、Web開発でしか利用できないわけではなく、コンソールアプリやGUIアプリの開発にも利用できるようだ。
F#言語は、関数型の静的型付け言語“OCaml”の影響を強く受けたプログラミング言語で、同社の研究部門“Microsoft Reaserch”で開発が進められてきた。「F# Tools」で利用可能になるのはその第3世代に当たる“F# 3.0”で、データベースやWebデータを扱う際に有用な言語機能“型プロバイダー(type providers)”“クエリ式(query expression)”がサポートされているのが特長。また、「F# Tools」では「Visual Studio」でお馴染みのコード補完機能“Intellisense”や、対話型インタープリタ「F# Interactive」もサポートされている。
なお、「Visual Studio 2012」では標準でF#に対応しているため、本アドインをインストールする必要はない。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.50727.1(12/09/12)