NEWS(12/11/28 14:50)
ファイル共有サービス“RapidShare”がリニューアル、「RapidDrive」を正式提供
有償の“RapidPro”ユーザー向け。“RapidShare”をエクスプローラへ統合可能
スイスのRapidShare AGは27日(現地時間)、同社が運営するファイル共有サービス“RapidShare”をリニューアルしたと発表した。有料アカウント“RapidPro”のユーザーには、エクスプローラーへ統合可できる公式の専用クライアントソフト「RapidDrive」v1.0が正式提供される。
“RapidShare”は、アカウント登録なしでファイルをアップロードし、不特定多数へ公開できるサービス。アップロードできるファイルのサイズやダウンロードの際に一定時間広告が表示されるなどの制限が設けられているものの(有償アカウントの購入で制限を解除可能)、基本的に無償で利用することができた。しかし、このようなサービスは著作権侵害の温床になりがちで、近年批判が高まっていた。
新しい“RapidShare”は、“Dropbox”や“SkyDrive”とよく似たオンラインストレージサービスの形態をとっており、利用には無償のアカウントの登録が必要。ストレージの管理はWebブラウザー経由で行い、ファイルを個別に公開・非公開にすることができる。
一般的なオンラインストレージと一線を画するのは、ストレージ容量に制限がないこと。個人で利用したり、グループ間でファイルをやり取りする限りは、ファイルの転送量にも制限がない。ただし、ファイルを一般公開する場合には1GB/日の転送量制限が課せられるほか、90日間アカウントを利用しなかった場合はファイルが削除される。
さらに有償の“RapidPro”アカウント(月額9.90ユーロより)を購入すれば、一般公開する場合の転送量制限が30GB/日へ緩和されるほか、アカウントを利用していない場合でもファイルが削除されることがなくなる。また、「RapidDrive」を利用して“RapidShare”をエクスプローラへ統合すること可能。フォルダやファイルの右クリックメニューから、簡単にダウンロード用のリンクが取得できるのが便利。対応OSはWindows XP/Vista/7となっている。
なお、2013年の第1四半期にはMac OS X向けクライアントソフトのリリースも計画されているとのこと。
- 【著作権者】
- RapidShare AG
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(利用には有料アカウントの購入が必要)
- 【バージョン】
- 1.0.57.0(12/11/27)