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「Microsoft WebMatrix 3 Preview」が公開、Git/TFSによるソースコード管理機能を統合

“Windows Azure Web サイト”との連携強化やインストール処理の改善も

「Microsoft WebMatrix」v3.0 Preview。インストールには「Web Platform Installer 4.5」を利用する

 米Microsoft Corporationは、Webアプリケーション開発ツール「Microsoft WebMatrix」の次期バージョンのプレビュー版「Microsoft WebMatrix 3 Preview」を公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。

 「WebMatrix 3」では、新たにソースコードの管理(source control)機能が統合された。「Git for Windows」や「Team Foundation Service(TFS)」を利用した、コミット(チェックイン)やステータスの閲覧といった基本的な操作が「WebMatrix」から行える。

ソースコードの管理機能が統合
コミット(チェックイン)やステータスの閲覧といった基本的な操作が「WebMatrix」から行える

 また、“GitHub”や“CodePlex”といったオンラインサービスとの連携もサポート。リモートプロジェクトのソースコードを「WebMatrix」からクローンしたり、プルやプッシュといった操作を行うことが可能。これらの機能は拡張機能として提供されている。

“GitHub”や“CodePlex”といったオンラオインサービスとの連携。拡張機能のインストールが必要

 そのほか、“Windows Azure Web サイト”との連携が強化されたのも「WebMatrix 3」における大きな改善のひとつ。“Windows Azure”のアカウント(MicrosoftアカウントまたはOffice 365 ID)でログオンしておけば、“Windows Azure”の管理ポータルへアクセスすることなく、公開中のWebサイトを「WebMatrix」のリモートビューで直接閲覧・修正したり、まるごとローカルへダウンロードできる。プロジェクトの作成時に、わずか数クリックで新たな“Windows Azure Web サイト”を作成することもできる。

“Windows Azure Web サイト”との連携が強化
“Windows Azure”の管理ポータルへアクセスすることなく、公開中のWebサイトが開ける

 さらに、“TypeScript”の構文色分けが新たにサポートされた。“PHP”“ASP.NET”“Node.js”といった既存のサポート言語でも、引き続き入力補完機能や構文色分け機能の改善が施されている。また、不要なコンポーネントのインストールが削減され、必要なときに必要なコンポーネントのみがセットアップされるようになったのもうれしいポイント。これによりセットアップにかかる時間も短縮されている。

ソフトウェア情報

「Microsoft WebMatrix」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0 Preview(13/03/14)

(柳 英俊)