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「Microsoft Edge」でもゼロデイ脆弱性「CVE-2025-14174」が修正、実環境での悪用を確認

v143.0.3650.80が安定チャネルでリリース

「Microsoft Edge」v143.0.3650.80

 米Microsoftは12月11日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v143.0.3650.80を安定(Stable)チャネルでリリースした。「Edge」のベースとなっている「Chromium」で実際の悪用が確認されている脆弱性「CVE-2025-14174」の修正が含まれており、一刻も早い対応が必要だ。

 「CVE-2025-14174」の内容はまだ伏せられているが、先日「Google Chrome」で修正された「466192044」脆弱性のことのようだ。深刻度の評価は「High」。

 そのほかにも、以下の2件の脆弱性が修正されている。

  • CVE-2025-14372:Use after free in Password Manager(Medium)
  • CVE-2025-14373:Inappropriate implementation in Toolbar(Medium)

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合、待っていれば自動で更新されるが、手動での更新も可能。画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。

ツールバーに更新が案内されることもある