ニュース

「Visual Studio Code」の2025年11月更新 ~「Agent HQ」を強化

「Claude Skills」の再利用に対応、「Terminal Suggest」が安定版に

「Visual Studio Code」の2025年11月アップデート(1.107)

 米Microsoftは12月11日(日本時間)、「Visual Studio Code」の2025年11月アップデート(1.107)を正式公開した。今月も多くの新機能と改善が行われている。

「Visual Studio Code」の2025年11月アップデート(1.107)

 本バージョンでは、エージェント管理機能「Agent HQ」を引き続き強化。エージェントセッションをチャットビューに統合し、セッションの状況、進捗、ファイルの変更統計などを一目で確認できるようになったほか、バックグラウンドやクラウドエージェントでタスクを継続する仕組みや、チャットセッションを閉じてもアクティブ状態を維持できる機能などが導入された。

 組織レベルでカスタムエージェントを設定する仕組みも試験的に実装されている。

 生産性に関しても、以下の新要素が導入された。

  • 「Claude Skills」を再利用する機能(プレビュー)
  • [ソース管理]ビューの「Git」リポジトリエクスプローラーに「Stashes」ノードを追加(プレビュー)
  • チャット内でターミナル出力にアクセス
  • 「GitHub」のMCPサーバーを「GitHub Copilot Chat」拡張機能に内蔵(プレビュー)
  • Windows版インストーラーの堅牢性向上

 そのほかにも、「TypeScript 7」プレビューへの対応、統合ターミナルの入力補完(Terminal Suggest)のプレビュー版卒業、MCPの最新仕様(2025-11-25)対応などがトピックといえるだろう。

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。現在、本ソフトの公式サイトや「ストア」アプリ(Microsoft Store)から無償でダウンロード可能。すでに利用している場合は、アプリの自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.107(25/12/10)