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フェンリル、Blinkエンジンを搭載した「Sleipnir 4 for Windows」のベータ版を公開

「Google Chrome」の次期レンダリングエンジン“Blink”を採用し、高速化

「Sleipnir 4 for Windows (Blink Engine Preview Build)」

 フェンリル(株)は23日、同社製Webブラウザー「Sleipnir 4 for Windows」の最新ベータ版にあたる「Sleipnir 4 for Windows (Blink Engine Preview Build)」を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社の開発ブログ“デベロッパーズブログ”からダウンロードできる。

 最新ベータ版の主な変更点は、標準のレンダリングエンジンに“Blink”を採用したこと。“Blink”エンジンは、「Google Chrome」のベースとなっているオープンソースのWebブラウザー「Chromium」の次期レンダリングエンジンで、フェンリル社では4月からその採用を前向きに検討していた。

 同社によると、これまで採用されていた“WebKit”エンジンから“Blink”エンジンへ変更したことにより、これまでよりも高速化されているという。また、編集部にて試用したところ、“Blink”エンジンを利用していても「Google Chrome」用の拡張機能が問題なく動作した。

 なお、本ベータ版はZIP版とインストーラー版が公開されているが、インストーラー版は「Sleipnir 4 for Windows」の正式版に上書きインストールされ、基本的に正式版へのダウングレードはできなくなるので注意。

ソフトウェア情報

「Sleipnir 4 for Windows (Blink Engine Preview Build)」
【著作権者】
フェンリル(株)
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.2.9.4001(13/05/23)

(長谷川 正太郎)