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INASOFT、トレンドマイクロ製品がインストールされていると警告を表示する機能を実装

インストール時にダイアログが表示、無視して強制インストールすることも可能

トレンドマイクロ製のソフトがインストールされている環境で表示される警告ダイアログ

 「すっきり!! デフラグ」などを開発しているINASOFTの矢吹拓也氏は15日、トレンドマイクロ製のソフトがインストールされている環境へ、INASOFTで公開している一部ソフトをインストールする際に警告ダイアログを表示する機能を追加したことを発表した。

 同機能は、トレンドマイクロ製の「ウイルスバスター」が相次いで「すっきり!! デフラグ」をスパイウェアと誤認定したことに抗議するも、一向に改善がみられなかったことに対抗する処置の一環。4月に、「すっきり!! デフラグ」「いじくるつくーる」「マウスのお供」などのライセンス規約へトレンドマイクロ社のセキュリティソフト「ウイルスバスター」がインストールされた環境での利用を禁止する条項が追加されたことに続く施策となる。

 警告ダイアログが表示されるようになったソフトは、「すっきり!! デフラグ」「いじくるつくーる」「マウスのお供」「ListView to CSV」の4本。警告ダイアログには、トレンドマイクロ製品のレジストリキーが発見された旨と、ライセンス違反である旨などが記載されており、[キャンセル]ボタンを押すとインストールが中断され、[OK]ボタンを押すとインストールを続行できる。

 矢吹氏によると、ライセンス規約は“紳士協定”でライセンス違反であることを意識しながらソフトを使用することも“アリ”であるとのこと。

(長谷川 正太郎)