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“VP9”コーデックをサポートした「Google Chrome 29」がベータ版に
アドレスバーのサジェスト機能が改善されたほか、“Packaged Apps”向けのAPI強化も
(2013/7/17 13:54)
米Google Inc.は16日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新ベータ版v29.0.1547.22を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版および「Chrome Frame」の最新ベータ版も用意されている。
「Google Chrome 29」ではアドレスバー(Omnibox)のサジェスト機能が改善。最近訪れたWebサイトを考慮することで、その時々に応じて適切な候補をサジェストできるようになった。
また、“VP9”コーデックがサポートされたのも注目すべき変更点。“VP9”は“WebM”プロジェクトが開発している次世代コーデックで、HEVC(H.265)よりも品質が高く、動画の再生に必要なネットワーク帯域も“VP8”や“H.264”の約半分で済むという。
さらに、“Packaged Apps(パッケージ化されたアプリ)”向けのAPIも拡充されている。
“Packaged Apps”は、Webアプリ(Chrome アプリ)を拡張してOSのネイティブ機能へアクセスできるようにしたもの。HTML/CSS/JavaScriptで開発されている点は同じだが、一般のWebアプリではアクセスが許されない「Google Chrome」のAPIが利用可能で、見た目はローカルアプリとほとんど変わらない。
「Google Chrome 29」では、メディアライブラリへのアクセス、Bluetoothの利用、ネイティブアプリとの通信などが新たにサポートされたほか、“Google Analytics”や“Google Wallet”といったサービスへアクセスするための機能が追加されている。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向けベータ版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 29.0.1547.22 beta-m(13/07/16)