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「GitHub for Windows」がメジャーアップデート、“GitHub Enterprise”に対応

新たに利用可能となった2要素認証にも対応済み

「GitHub for Windows」v1.1.0

 米GitHub Inc.は16日(現地時間)、プロジェクトホスティングサービス“GitHub”のWindows向け公式クライアントソフト「GitHub for Windows」v1.1.0を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 「GitHub for Windows」は、Windows環境で手軽に“GitHub”のレポジトリを管理するためのソフト。“Metro”ライクの美しいGUIが特徴で、インストール時に分散型バージョン管理システム“Git”を扱うための「msysGit」「Git Shell」といったCUIツールも同時にセットアップしてくれるのがうれしい。“GitHub”の管理機能を使わず、単に“Git”のGUIフロントエンドとして使うことも可能。

 今回のアップデートは、昨年5月の初回リリース以来のメジャーバージョンアップと位置付けられており、企業向けサービス“GitHub Enterprise”が新たにサポートされた。“GitHub Enterprise”は“GitHub”互換のサーバーソフトを、自社ネットワーク内でホスト可能にする有償サービス。“GitHub Enterprise”のアカウントを「GitHub for Windows」に追加することで、本ソフトを“GitHub Enterprise”のフロントエンドとして利用できるようになる。

“GitHub Enterprise”をサポート(同社ブログより引用、以下同)

 また、先日公開されたv1.0.56からは“2要素認証(Two-factor authentication)”にも対応している。2要素認証を有効にすると、既存のユーザー名とパスワードによる認証に加え、モバイルデバイスによる認証(テキストメッセージまたは専用のアプリ)が必要となる。万が一パスワードが漏洩してしまっても、それだけでは“GitHub”のアカウントにログインできなくなるため、ユーザー名とパスワードによる認証のみの場合と比べて安全だ。

v1.0.56からは“2要素認証”にも対応

ソフトウェア情報

「GitHub for Windows」
【著作権者】
GitHub Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.0(13/09/16)

(柳 英俊)