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「Firefox 27」がベータ版に、“TLS 1.2”と“SPDY 3.1”をサポート

“Social API”の改良も

「Firefox」v27.0b1

 Mozillaは12日、Webブラウザー「Firefox」の次期バージョン「Firefox 27」のベータ版を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux向けにも、それぞれ最新版が用意されている。

“SPDY/3.1”を新たにサポート

 「Firefox 27」では、“TLS 1.2”と“SPDY/3.1”が新たにサポートされた。“TLS”はインターネット上でデータを暗号化して送受信するためのプロトコルで、“TLS 1.2”はその最新版。一方、“SPDY”は“HTTP/2.0”のベースとなっているプロトコルで、“TLS”を拡張してこれまでのHTTP接続で問題となっていた非効率な点を改善し、ページの読み込み時間の短縮を実現する。最新版“SPDY/3.1”のサポートに伴い、“SPDY/2”対応は次期バージョンの「Firefox 28」で削除される見込み。

 また、さまざまなソーシャルサービスをブラウザーへ統合するためのAPI“Social API”が改良され、複数のサービスからの通知やチャットなどを同時に受けられるようになった。そのほかにも、主に開発者向けの新機能や機能改善が多数盛り込まれている。

ソフトウェア情報

「Firefox」Windows向けベータ版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8(64bit版を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
27.0b1(13/12/12)

(柳 英俊)