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深刻度“Highly Critical”の脆弱性2件を修正した「IrfanView」v4.37
画像をリサンプルする際の新たなオプションも2種類追加された
(2013/12/18 15:45)
動画を含む多くの形式に対応し、画像のレタッチ機能も備えた定番画像ビューワー「IrfanView」の最新版v4.37が、16日に公開された。最新版の主な変更点は、2件の脆弱性を修正したこと。
2件の脆弱性は、いずれもデンマークのセキュリティベンダーSecuniaによる深刻度が5段階中2番目に高い“Highly critical”と評価されている。脆弱性の1つは特殊な細工が施されたGIFファイルを読み込むと任意のコードが実行される可能性があるというもの。また、もう1つはMrSIDファイルを読み込むためのプラグイン「MrSID plug-in」に存在し、MrSIDファイルを読み込むと任意のコードが実行される可能性があった。
機能面の変更点としては、“Resize/Resample image”ダイアログへ、画像をリサンプルする際のオプション“Use fast Resample filter for image shrinking”と“Try to improve gamma for Resample”が追加された。また、8BF形式の「Photoshop」用フィルタープラグインをメニューから直接呼び出せる[Image]-[Adobe 8BF PlugIns]サブメニューが追加されるなどの仕様変更や不具合修正も施されている。
本ソフトは、Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8に対応する個人の非商用利用時などは寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「IrfanView」
- 【著作権者】
- Irfan Skiljan 氏
- 【対応OS】
- Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人の非商用などのみ、寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.37(13/12/16)