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新デザイン“Australis”をまとった「Firefox 29」がベータ版に
設定の同期機能“Firefox Sync”では認証に“Firefox アカウント”を採用
(2014/3/24 10:57)
Mozillaは20日、Webブラウザー「Firefox」の次期バージョン「Firefox 29」のベータ版を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux向けにも、それぞれ最新版が用意されている。
「Firefox 29」では、ユーザーインターフェイスに新デザイン“Australis”が採用された。“Australis”ではメニューがパネル式に改められており、よく使われる機能のみがボタンで提供される。どのボタンがどんな機能をもつのか把握しやすい上、タッチ操作との親和性も高い。カスタマイズ性も高く、ナビゲーションバーやメニューパネルはドラッグ&ドロップでユーザーの思い通りにカスタマイズできる。
また、タブでは現行の「Thunderbird」と共通の丸みを帯びたデザインが採用されている。アクティブなタブ以外はフラットに描かれるため、どのタブがアクティブであるかが把握しやすい。
一方で、画面左上にあったアプリケーションメニューは廃止されている。また、アドオンバーも削除され、アドオンバーにあったコンテンツはナビゲーションバーに移された。
さらに設定の同期機能“Firefox Sync”では、認証に“Firefox アカウント”を利用するようになった。これにより、“Firefox Sync”のセットアップ作業がより簡略化されている。この“Firefox アカウント”は“Firefox Sync”以外にも、Mozillaが提供するサービスで利用できるようになるという。
なお、開発者向けの機能強化としてはECMAScriptの国際化APIやCSSでユーザーが定義した変数が利用できる“CSS variables”のサポート、“input”要素の“type”属性における“number”“color”への対応などが挙げられる。また、CSSの“box-sizing”属性がベンダー接頭辞なしで利用できるようになった。
ソフトウェア情報
- 「Firefox」Windows向けベータ版
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/7/8(64bit版を含む)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 29.0b1(14/03/20)