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Apple、“Podcast”の管理機能を改善した「iTunes」v11.2を公開
CVE番号ベースで1件の脆弱性も修正
(2014/5/16 13:26)
米Apple Inc.は15日(現地時間)、メディアプレイヤー「iTunes」の最新版v11.2を公開した。現在、同社のWebサイトからWindows版およびMac OS X版が無償でダウンロード可能。
今回のアップデートでは“Podcast”の管理機能が改善された。たとえば、“Podcast”画面へ新たに追加された[未再生]タブをクリックすると、まだ再生したことのないエピソードのみを絞り込み表示することができる。
さらに“Podcast”の詳細画面を開き[配信]タブを選択すれば、現在ダウンロードまたはストリーミングできるエピソードが閲覧可能。再生したエピソードは24時間後に自動削除されるので、ローカルのストレージを圧迫することはない。もちろん、お気に入りのエピソードを保存しておくことも可能。
そのほかにも、“Genius”のアップデート時に「iTunes」が応答しなくなる問題も修正されており、パフォーマンスと安定性が向上しているという。
なお、本バージョンではCVE番号ベースで1件の脆弱性が修正されている。脆弱性の内容は、送信の途中で接続が閉じられて完全に読み込まれなかった“Set-Cookie”HTTPヘッダーが誤って処理されてしまうというもので、Windows XP以降のWindows環境に影響する。最悪の場合、「iTunes」のログイン情報などといったCookieの内容を盗み見られてしまう恐れがあるので、必ずアップデートしておきたい。
ソフトウェア情報
- 「iTunes」Windows版
- 【著作権者】
- Apple Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8および64bit版のVista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.2(14/05/15)