コモンダイアログでのフォルダ移動を支援するツール「Folders Popup」がv3に

「Folders Popup」v3.1.1

「コマンドプロンプト」でカレントフォルダを移動するのに利用することも可能

　「エクスプローラ」やファイルの選択ダイアログにおけるフォルダ移動を支援するタスクトレイ常駐型ソフト「Folders Popup」の最新版v3が、8月29日に公開された。現在、8月30日にマイナーバージョンアップ版として公開されたv3.1.1が無償でダウンロード可能。

　本ソフトを利用すると、マウスの中ボタンクリックでポップアップメニューを呼び出し、あらかじめ登録済みのフォルダや特殊なフォルダへすばやく移動できる。「エクスプローラ」やファイルの選択ダイアログなどで利用できるほか、「コマンドプロンプト」でカレントフォルダを移動するのに利用することも可能。実行ファイル単体で動作するポータブルアプリになっているので、USBメモリに入れて持ち運んだり、オンラインストレージに保存して複数環境で同期して利用することができる。

　最新版となるv3では、未対応のダイアログをユーザーが手動でサポートリストへ登録する処理が不要になり、あらゆるダイアログで事前の準備なしに「Folders Popup」が利用できるようになった。この変更にともない、サポートリストの管理インターフェイスは廃止され、設定ダイアログが大幅に簡素化されている。

　さらに、ポップアップメニューにフォルダのアイコンが表示されるようになった。アイコンのサイズは設定ダイアログでカスタマイズが可能。そのほかにも、INIファイルを編集することで設定ダイアログやメニューの配色を変更できるテーマ機能が追加されるなど、さまざまな機能改善が盛り込まれている。

［Add This Folder］メニューでフォルダを登録。サポートリストへの登録処理が不要になったことにより、設定ダイアログが簡素化されている

コモンダイアログでフォルダ移動。初めて利用するダイアログでもサポートリストへ登録する必要がなくなった

　「Folders Popup」は64bit版を含むWindows XP/7/8/8.1に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。