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フォルダー移動を支援するツール「Folders Popup」がv4に

開かれているフォルダーをグループ化しておき一括で開くことが可能に

「Folders Popup」v4.0

 「エクスプローラー」やファイルの選択ダイアログにおけるフォルダー移動を支援するタスクトレイ常駐型ソフト「Folders Popup」の最新版v4が、7日(現地時間)に公開された。

 本ソフトを利用すると、マウスの中ボタンクリックでポップアップメニューを呼び出し、あらかじめ登録済みのフォルダーや特殊なフォルダーへすばやく移動できる。「エクスプローラー」やファイルの選択ダイアログなどで利用できるほか、「コマンドプロンプト」でカレントフォルダーを移動することも可能。

開かれているフォルダーのパス一覧を表示

 最新版となるv4では、ポップアップメニューへ[Groups of Folders]サブメニューが新たに加わった。サブメニューからはグループ付けを行ったフォルダーを一括して開くことが可能。

 利用するには、まず[Groups of Folders]サブメニュー内の[Save Current Folders as Group]項目を選択し、開かれているフォルダーのパス一覧を表示させる。次に、一覧の中からグループ化したいフォルダーのチェックボックスをONにし、“Group short name”入力欄へ任意の名前を入力して[Save]ボタンを押せば準備完了。入力した名前がメニュー項目として“Groups of Folders”内へ追加されるので、その項目を選択するとグループにしておいたフォルダーをまとめて開ける。

 また、フォルダーパスの指定時に絶対パスだけでなく環境変数を利用可能になった。パスの指定に環境変数を利用しておけば、ドライブの構成などが異なったPC間で本ソフトを使いまわす際にも、環境の違いを意識することなく本ソフトを利用することが可能。

 そのほか、[Current Folders]サブメニューが新たに加わった。このメニューを選択すると、現在「エクスプローラー」で開いているフォルダーの一覧が表示され、クリックで当該フォルダーを新規ウィンドウで開ける。また、“ダウンロード”フォルダーへのショートカットが追加されたほか、標準のホットキーが[Windows]+[A]と[Shift]+[Windows]+[A]に変更されるなど、さまざまな機能改善が盛り込まれている。

 「Folders Popup」は64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、編集部にて試用した際に「ノートン 360」が警告を発し、ダウンロードしたファイルが削除されたが、本件についてシマンテックへ問い合わせたところ、ファイルに問題はないとの回答が得られた。

ソフトウェア情報

「Folders Popup」
【著作権者】
Jean Lalonde 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vita/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
4.0(14/12/07)

(市川 祐吉)