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AIエージェントWebブラウザー「Opera Neon」が発表 ~ウェイティングリストの受付開始

「Browser Operator」の機能を搭載するほか、コンテンツの生成機能も

Opera、AIエージェントWebブラウザー「Opera Neon」を発表

 ノルウェーのOpera Softwareは5月28日(現地時間)、AIエージェントWebブラウザー「Opera Neon」を発表した。現在、ウェイティングリストへの登録受付が開始されている。

 「Opera Neon」は、3月にプレビュー版としてリリースされた「Browser Operator」の機能を搭載し、AIがユーザーの意図を理解して自動で動作するWebブラウザー。クラウド上に構築された仮想マシンに搭載されたAIエージェントが、レポートやインタラクティブなWebアプリケーションなどを作成し、他のユーザーと共有するといったこともできる。

AIがブラウザーを操作
コンテンツの制作も可能

 ブラウザーを操作するAIエージェントはローカル上で実行され、閲覧履歴、ログイン情報、Cookieなどのプライバシーデータが漏れる心配はない。また、画像の解析や仮想ポインターではなく、DOMツリーとレイアウトデータによってWebページを理解する仕組みのため、ページをスクロールせずに一括で理解する。そのため、より高速で効率的に動作可能だ。

 たとえば、休暇の計画を立てて予約するといったことを自動で行ったり、欲しいものを購入するといったタスクをAIが自律的に実行可能。また、希望を伝えるだけでAIがWebサイトやゲームのプロトタイプ、運動量の法則を説明するアニメーションモデルなどを作成できる。

Opera Neon - A browser for the agentic web

 ちなみに、「Opera Neon」の名称は2017年に同社がリリースしたコンセプトブラウザーのものを引き継いでいる。