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「Opera」がAIエージェント「Browser Operator」のプレビューを発表
ネットショッピングやイベント予約といったWeb上のタスクをAIが実行
2025年3月5日 10:12
ノルウェーのOpera Softwareは3月3日(現地時間)、同社のWebブラウザー「Opera」でAIがWeb上のタスクを実行してくれるAIエージェント「Browser Operator」をプレビューを発表した。
「Browser Operator」は、「Opera」のサイドバーやコマンドラインから自然言語でプロンプトを入力するだけで、AIがWebページを操作してくれる機能。ネットショッピング、チケットやイベントの予約、Webサイトから情報を収集しスプレッドシートやドキュメントに入力したりといった、Web上のタスクを実行してくれる。
ネットショッピングにおける注文の確認やフォームへの入力など人間の確認が必要となる操作が必要な場合、「Browser Operator」は一時停止してユーザーにアクションを求める。ユーザーはWebページに情報を直接入力することはもちろん、「Browser Operator」に情報を渡してタスクを再開させることも可能。さらに、キャンセルボタンをクリックするだけで、「Browser Operator」が実行しているタスクをいつでもキャンセルできる。
「Browser Operator」は、ブラウザーに組み込まれており、ローカルのリソースを使って実行される仕組み。スクロールせずにページ全体に一度にアクセスするため、タスクを完了するために必要な工数や時間を削減できる。
なお、「Browser Operator」は、プロンプトとしてユーザーが与える指示と、Webページからの関連情報の2つのみを処理し、Webページのコンテキストを取得するためにはDOMツリーとブラウザーレイアウトデータのみを使用する。つまり、、ネットショッピング時のカード情報や住所といったWebフォームに入力した個人情報はOpera社には送信されることはない。
同社は今後、 AI feature drop programの一環として、新しい「Browser Operator」をリリースする予定だとしている。