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AIエージェントが操作するWebブラウザー「Opera Neon」がリリース

ユーザーに代わってタスクを実行したり、創作活動を支援可能

Opera、AIエージェントWebブラウザー「Opera Neon」をリリース

 ノルウェーのOpera Softwareは9月30日(現地時間)、AIエージェントWebブラウザー「Opera Neon」をリリースした。現在、事前登録したユーザーに順次招待をしている。

 「Opera Neon」は2025年5月に発表されたもので、クラウド上に構築された仮想マシンに搭載されたAIエージェントがユーザーの意図を理解して自動で動作するWebブラウザー。主に、以下の機能が実装されている。

  • 「Tasks」機能:複数のWebサイトやドキュメント、AIチャットを1つのコンテキストで整理して作業する
  • 「Neon Do」機能:特定のタスク内で動作し、タブ操作などのアクションを自動で実行する。ショッピング、予約、タスクからの情報収集などのタスクを実行できる
    ユーザーに代わってアクションを実行する「Neon Do」機能
  • 「Cards」機能:Neonからの応答を自在に調整できるカードをプロンプトに追加できる
    Neonからの応答を調整できる「Cards」機能
  • 「Make」機能:Webサイト、ゲーム、動画、レポート、ツールなどユーザーの創作活動を支援する
    ユーザーの創作活動を支援する「Make」機能

 プライバシーに関わる処理はAIエージェントによりローカルで実行され、認証情報、パスワード、Cookieなどのプライバシーデータが漏れる心配はない。また、画像の解析や仮想ポインターではなく、DOMツリーとレイアウトデータによってWebページを理解する仕組みのため、ページをスクロールせずに一括で理解できる。そのため、より高速で効率的に動作可能だ。

 このほか、広告ブロッカー、VPN、ブックマーク、サイドバー統合といった従来のOperaブラウザー機能も搭載されている。今後は、サブスクリプションベースのブラウザーとして提供予定。