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マインドフルネスな新WebブラウザーがOperaから誕生 ~アーリーアクセス版がリリース
リラックスできるエクササイズ、バイノーラルビートなどの機能を搭載した「Opera Air」
2025年2月10日 09:54
ノルウェーのOpera Softwareは2月4日(現地時間)、新たなWebブラウザー「Opera Air」を発表した。現在、アーリーアクセス版が利用可能だ。
「Opera Air」は、マインドフルネスの概念に基づいて構築されたWebブラウザー。同じ「Opera」をベースとしているが、同社が公開しているゲーマー向けブラウザー「Opera GX」とは対極の、淡いパステル調の落ち着いたデザインが目を引く。サイドバーから、本ブラウザーを特徴づける[Boosts]と[休憩を 取ろう]機能にアクセス可能。
[Boosts]機能では、両耳にそれぞれわずかに異なる周波数の音を再生する聴覚技術であるバイノーラルビートを、環境音やリラクゼーションミュージックと共に再生できる。目的に応じて[創造性の向上]、[エナジャイズドフォーカス]、[深いリラクゼーション]などの種類が用意されているほか、バイノーラルビート、環境音、音楽の音量を個別に調整可能。なお、バイノーラルビートの効果を正しく受け取るにはヘッドフォンを使用する必要があるとのこと。
一方[休憩を 取ろう]機能では、ブラウジングをいったん止めて効果的に休憩をとるための、[呼吸]、[首のエクササイズ]、[瞑想]、[全身スキャン]の4つの方法が用意されている。リラクゼーションミュージックと共に流れる音声(英語)、および画面の文字(日本語化済み)やアニメーションによる指示に従うことで、マインドフルネスな状態を作り出すことが可能だ。
なお、[首のエクササイズ]にはPCのカメラでエクササイズが正しく行えているか確認する機能が用意されているが、編集部で試用したところ正しく動作しなかったほか、エクササイズの進行が進まないことがあった。正式版のリリース時には修正されていることを期待したい。
さらに、スピードダイヤルの下部には1日をポジティブに過ごすための一言(英語)が表示される。一言が気に入った場合には、一言付近にマウスカーソルを移動すると現れるボタンから、フォントや背景をカスタマイズして画像として保存、共有、クリップボードにコピーすることが可能。SNSなどで共有してポジティブな気持ちを分け合える。
ソフトウェア情報
- 「Opera Air」アーリーアクセス版
- 【著作権者】
- Opera Software AS
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 116.0.5366.82(25/02/04)