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定番FTPクライアントソフト「FFFTP」の次期バージョン1.99のベータ版が公開
64bit版の追加やセキュリティの強化に加え、数多くの機能追加と不具合修正が施される
(2014/11/4 16:42)
FFFTP Projectは1日、定番FTPクライアントソフト「FFFTP」の次期バージョン1.99のベータ版を公開した。現在、“SourceForge.JP”のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。
v1.99では従来の32bit版に加え、新たに64bit版がラインナップに追加された。64bit版のバイナリを利用すれば、64bit版Windowsで特定の操作が制限される問題を回避できるという。また、Windows 8.1での動作が確認され、対応OSがWindows 2000/XP/Vista/7/8/8.1となった。それ以外にも数多くの機能追加と不具合の修正が施されている。
たとえばソフトウェアの自動更新機能が新たに追加された。定期的に新しいバージョンのリリースがないかをチェックし、もし更新があればそれを適用するかどうかユーザーに確認してくれる。
また、セキュリティに問題のある暗号化方式を利用しないオプションが追加され、初期状態で有効化された。“SSL 3.0”以前の暗号化プロトコルや、強度が128bit未満の鍵の利用を拒絶することで、セキュリティを高めることが可能。
加えて、マスターパスワードを利用してすべての設定を暗号化する機能が追加された。この機能を利用すれば、万が一マルウェアに感染したり、システムが第三者に乗っ取られても、設定ファイルから個人情報が読み取れなくなるので安心だ。ただし、この設定を有効化するとv1.98g以前では設定ファイルが読めなくなるため、初期状態では無効化されている。
そのほかにも、高DPIモニターのサポート、GB単位のファイルサイズ表記への対応、タスクバーのボタンにファイル転送の進捗状況を表示する機能の追加(Windows 7以降のみ)といった改善が施された。また、Mac OS Xで動作するサーバーのファイル名が正しく扱えるようになったほか(Windows Vista以降)、半角英数字以外の文字が含まれるユーザー名でログインできない問題、設定ファイルにBOMが追加されている場合にアプリケーションが不正終了する不具合の修正なども行われている。
ソフトウェア情報
- 「FFFTP」
- 【著作権者】
- FFFTP Project、Sota & ご協力いただいた方々
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.99β(14/11/01)