ニュース
SSL/TLSサポートを改善した「Abyss Web Server」v2.9.3.6が公開
“SSL 3.0”の“POODLE”脆弱性への対策も盛り込まれる
(2014/11/11 17:41)
チュニジアのAprelium SARLは10日(現地時間)、Webサーバーソフト「Abyss Web Server」の最新版v2.9.3.6を公開した。本バージョンの変更点は、SSL/TLSサポートが改善されたこと。“SSL 3.0”の“POODLE”脆弱性への対策も盛り込まれており、同社はできるだけ早いアップデートを呼び掛けている。
本バージョンでは、SSL/TLSの暗号化方式として“ECDHE-RSA”がサポートされたほか、新たに“SCSV”が実装された。“SCSV”は、セキュア通信の際に利用するプロトコルをダウングレードし、“SSL 3.0”のような脆弱性のある古いバージョンの利用しようとするのを防止するメカニズムで、“POODLE”脆弱性の対策としても有効とされている。なお、“SSL 3.0”は初期状態で無効化されるが、互換性維持のためにオプションとして残された。
「Abyss Web Server」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、無償版の“X1”と有償版の“X2”がラインナップされている。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版の「Abyss Web Server X1」は、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Abyss Web Server X1」Windows版
- 【著作権者】
- Aprelium SARL
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003/Vista/Home Server/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.9.3.6(14/11/10)