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Microsoft、タッチ操作でアプリが開発できる“TouchDevelop”をオープンソース化

160,000行の「TypeScript」コードを“MIT License”で

“TouchDevelop”

 米Microsoft Corporationは10日(現地時間)、タッチ操作でWindows ストアアプリやWindows Phoneアプリを開発できるWebサービス“TouchDevelop”をオープンソース化したことを明らかにした。ライセンスは“MIT License”で、現在プロジェクトホスティングサービス“GitHub”で公開されている。

 “TouchDevelop”は、同社の研究部門“Microsoft Research”が開発しているプログラミング環境。タッチ操作だけで本格的なアプリケーションを開発できるのが特長。2011年にWindows Phone専用のアプリとしてデビューし、この3年間で200,000以上のアプリケーションが公開されているという。Webサービスとしても提供されており、タブレット端末のほかiOS/Android端末から開発することも可能。

 今回公開されたソースコードは“TouchDevelop”のフロントエンド部分で、160,000行の「TypeScript」コードとHTML、CSSから成る。バックエンド部分(クラウドサービスとして動作する部分)は公開されておらず、“Microsoft Research”が開発のイニシアティブを握る体制は変わらないが、新機能の要求や不具合修正の提案が従来よりも気軽に行えるようになったのはメリットといえるだろう。

(樽井 秀人)