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Microsoft、昨年10月に公開が中止されていた「KB2949927」の修正版を公開

“SHA-2”を利用した署名とその検証機能をWindows 7/Server 2008 R2に追加

「KB3033929」

 米Microsoft Corporationは11日(日本時間、以下同)、Windows 7およびWindows Server 2008 R2向けの更新プログラム「KB3033929」を公開した。現在、“Windows Update”を通じてインストールが可能。

 「KB3033929」は、昨年10月15日にリリースされた「KB2949927」を置き換えた修正版。「KB2949927」はリリース後に、インストールできなかったり、インストール後にOSの再起動に失敗するなどの問題が報告されたため、同月20日に配布が中止。アンインストールが推奨されていた。

 本更新プログラムをインストールすると、従来利用されていた“SHA-1”よりもセキュリティの高い“SHA-2”ハッシュアルゴリズムを利用した署名とその検証機能がWindowsに追加される。

 なお、Windows 8/Server 2012以降では標準で“SHA-2”がサポートされているため、本更新プログラムの提供はない。

(樽井 秀人)