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Mozilla、「Firefox 38」のベータ版を公開

タブベースの新しい設定画面を採用。ルビの表示にも標準で対応

「Firefox」v38.0beta

 Mozillaは3日、Webブラウザー「Firefox」の次期バージョン「Firefox 38」のベータ版を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux向けにも、それぞれ最新版が用意されている。

 「Firefox 38」は次期延長サポート版(ESR)のベースとなるバージョンで、設定画面がタブベースの新しいものへと刷新されるほか、ルビの表示が標準でサポートされる。

タブベースの新しい設定画面
ルビの表示にも標準で対応
“リーディングリスト”機能

 またベータチャンネルの前半では、“Firefox Hello”でアクティブなタブやウィンドウを共有できるようになるほか、気になった記事の更新やブログへの投稿をトラッキングする“リーディングリスト”機能が利用可能になるという。

 そのほかにも、ウィンドウ・タブ・フレーム間の通信を行う“BroadcastChannel API”や暗号化メディアの再生を行う“Encrypted Media Extensions(EME) API”といった新しいAPIを実装。“srcset”および“picture”要素を利用したレスポンシブイメージ(デバイスの解像度に適した画像を表示)にも対応するなど、最新のWeb標準技術のサポートも強化されている。

ソフトウェア情報

「Firefox」Windows向けベータ版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8および64bit版のVista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
38.0beta(15/04/03)

(樽井 秀人)