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マルチスレッド化で速度向上を果たした「EmEditor Professional」v15.1.0のベータ版
特にマルチコアCPU環境で巨大なファイルを扱う場合に大幅な速度向上が期待できる
(2015/4/22 14:21)
(株)エムソフトは21日、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の次期バージョンv15.1.0のベータ版となるv15.1.0 beta 1を公開した。また、22日には仕様変更や不具合修正が施されたv15.1.0 beta 2が公開されている。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。
v15.1.0では、検索・すべて置換・フィルター・すべて置換を元に戻す・すべての文字列を選択といった処理のパフォーマンスが向上した。特に10,000行以上の大きなファイルではマルチスレッドで処理されるようになるため、マルチコアCPU環境では大幅な速度向上が期待できる。スレッドの数は[カスタマイズ]ダイアログの[高度]タブでカスタマイズすることも可能(初期設定は“自動”)。一部の処理はシングルスレッドのままだが、それも以前のバージョンよりも高速化されているという。
さらに、それらの処理の実行時間をステータスバーへ表示する機能が追加された。この機能は初期状態で無効化されており、[カスタマイズ]ダイアログの[ステータス]タブで有効化することができる。
そのほかにも、CSVデータで選択した“列”を抽出して新規ドキュメントを作成する[列の抽出]コマンドを追加するなどの機能強化が施されている。
「EmEditor Professional」は、64bit版を含むVista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1に対応する4,800円のシェアウェア。購入時から1年以内は無償バージョンアップが提供されるが、以降のバージョンアップには年額2,400円の“保守プラン”の購入が必要。また、アップデートの提供期間に制限のない“永久ライセンス”も18,000円で提供されている。
ソフトウェア情報
- 「EmEditor Professional」
- 【著作権者】
- Emurasoft, Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むVista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1
- 【ソフト種別】
- シェアウェア (通常ライセンスは4,800円、永久ライセンスは18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
- 【バージョン】
- 15.1.0 beta 2(15/04/22)