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Microsoft、「Office 2016 Preview Update 2」を公開。手書き数式の認識などに対応
「Excel」に6つチャートを追加したほか、「Word」でリアルタイムタイピングをサポート
(2015/7/2 15:57)
米Microsoft Corporationは1日(現地時間)、「Office 2016 Preview」の最新版「Office 2016 Preview Update 2」を公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
「Office 2016 Preview」は、今年秋の正式リリースが予定されているオフィス統合環境「Microsoft Office」の次期バージョン「Office 2016」のデスクトップ向けプレビュー版。同社は今年5月から公開ベータテストを行っており、定期的なアップデートを約束していた。
今回のアップデートでは“Waterfall”“Histogram”“Pareto”“Box & Whisker”“Treemap”“Sunburst”という新しい6つのチャートが「Excel」に追加されたほか、「Word」で“リアルタイムタイピング”がサポートされた。“リアルタイムタイピング”はチームで同一のドキュメントを編集している場合に、他のユーザーの入力をリアルタイムで反映・表示する機能で、企業向けのコラボレーション機能となっている。利用するにはドキュメントを“OneDrive for Business”へ保存して、他のユーザーを招待する必要がある。
そのほかにも、“Tell Me”と呼ばれるコマンド検索機能が「Word」「PowerPoint」「Excel」「Outlook」に追加。また、手書きの数式を認識してデジタル変換する機能が「Word」「Excel」「PowerPoint」に搭載された。
さらに、「Excel」「PowerPoint」で“Insights(洞察)”機能がサポートされたのも注目したい変更点。“Insights”は選択したテキストに関連する情報を“Bing”で取得し、サイドペインに表示する機能で、「Word」「PowerPoint」ですでにサポートされている。この機能を利用するには、選択テキストの右クリックメニューから[スマート検索]項目を選択するか、“Tell Me”機能でキーワードを検索すればよい。