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高速コピーツール「FastCopy」v3.00のベータ版が公開、約3年ぶりのアップデート
最新OSに対応したほか、パフォーマンスも向上。ライセンスはGPLv3へ
(2015/8/3 05:05)
ファイルを高速にコピー・削除できるツール「FastCopy」v3.00のベータ版が、7月30日に初めて公開された。現在、作者のWebサイトからダウンロード可能。
「FastCopy」は、デバイスの限界に近いパフォーマンスを発揮することを目的に開発されたファイルのコピー・削除ツール。フレームワークを一切利用せずWin32 APIだけで開発されており、コンパクトで軽快に動作することから、この分野の定番アプリとして長年愛され続けている。
約3年ぶりのアップデートとなる本ベータ版では、読み取り・書き込みに非同期I/Oを用いることで転送速度が向上。特にネットワークドライブ同士のコピーで効果を発揮するという。
そのほかにも、相対パスを利用した包含・除外フィルター、4,096MBを超えるバッファの指定(64bit版のみ)、タイムスタンプ・ファイルサイズを付加したファイルログなどをサポート。複数の「FastCopy」を起動して同時実行している場合の動作改善や、ヘルプファイルの充実なども図られている。
なお、本バージョンでは設定ファイルが“FastCopy.ini”から“FastCopy2.ini”へと変更されているので注意。文字コードがUTF-8化されたほか、一部書式にも変更が加えられているため、前バージョンの設定ファイルとは互換性がない。
また、ライセンスがGPLv3へと変更された。対応OSもWindows XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2008/2012へと変更されており、Windows 98/Me/NT/2000のサポートは打ち切られている。
ソフトウェア情報
- 「FastCopy」
- 【著作権者】
- SHIROUZU Hiroaki 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 3.00b1(15/07/30)