ニュース

動画生成モデル「Veo 3.1」がモバイル向け縦動画の生成、1080p/4K超解像などに対応

生成された動画はデジタル透かし「SynthID」付き

Googleの動画生成モデル「Veo 3.1」がアップデート

 米Googleは1月13日(現地時間)、動画生成モデル「Veo 3.1」のアップデートを発表した。指定した画像をもとに動画を作成する「Ingredients to Video」が改善されたほか、モバイルデバイス向けの縦動画の生成、1080p/4K解像度へのアップスケーリングがサポートされている。

「Veo 3.1 Ingredients to Video」

 「Ingredients to Video」では、短いプロンプトでもより魅力的な動画を作成できるようになった。従来よりもより豊かな対話やストーリーテリングで、表現力豊かな動画が生成されるという。

 また、アイデンティティの一貫性も向上した。設定を変えても被写体(キャラクター)の外観や特徴が保たれる。オブジェクトや背景、テクスチャーをシーン間で再利用することもできるので、複数シーンで構成する物語性の高い動画を生成する際の自由度が上がる。

「Ingredients to Video」のネイティブ垂直出力

 さらに、「Ingredients to Video」で初めて9:16アスペクト比の動画を生成できるようになった。引き延ばしたり、トリミングする必要はなくなり、編集による画質の低下を抑えられる。

 9:16アスペクト比の動画は「YouTube ショート」や他のプラットフォームでモバイル向け短編動画を公開したいときに向いているので活用したい。

最先端の1080p/4K解像度アップスケーリング

 そのほかにも画像のアップスケーリング処理が改良され、1080p解像度への引き延ばしでもよりシャープでクリーンな映像が得られるようになる。それでも物足りない場合は4K画質の選択も可能で、大型スクリーンでの鑑賞にも耐える。

可用性

 改善された「Veo 3.1」モデルは「YouTube ショート」、「YouTube Create」アプリ、「Gemini」アプリなどで利用可能。プロフェッショナルや企業向けに「Flow」、「Gemini API」、「Vertex AI」、「Google Vids」でも提供される。1080p/4K解像度アップスケーリングは「Flow」、「Gemini API」、「Vertex AI」でのみ利用可能。

 「Veo 3.1」モデルで生成された動画には見えないデジタル透かし「SynthID」が埋め込まれるため、「Gemini」アプリへ動画をアップロードすれば、AIが生成したものかどうかを判定できる