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「Windows 10 Insider Preview」Build 10586が公開。次期アップデートの完成版か
不具合の修正と改善がメイン。プレビュー版であることを示す透かしは削除される
(2015/11/9 13:41)
米Microsoft Corporationは5日(現地時間)、Windows 10の最新プレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 10586を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。
本ビルドは、不具合の修正と全体的な改善がメイン。アクションセンターにポップアップが表示されたあとしばらくオーディオの音量が75%低減してしまう不具合や、ランダムで「disksnapshot.exe」のコマンドプロンプトが表示される問題、「Microsoft Edge」のタブプレビューや“Web ノート”の表示が黒く表示されてしまう不具合などが修正されたほか、“Dell Venue 8 Pro”などの小型デバイスが特定条件下でOS起動時にブルースクリーンを発生させる問題が修正された。
また、“Surface Pro 3”の電源ボタンを押した際にシャットダウンではなくスリープするように変更したり、前回のログイン方法を記憶できるようになるなどの改良が行われた。“Microsoft ストア”からアプリやゲームをダウンロードする際の安定性も改善されているようだ。
そのほかにも、本ビルドではこれまでデスクトップ右下に表示されていたウォーターマークが削除されている。“Windows Update”における更新プログラムの名前が“th2_release”であることからも推察できるように、大きな問題がなければWindows 10(コードネーム:threshold)の次期大型アップデートである“threshold 2”として一般リリースされるものと思われる。