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ニコニコ自作ゲームフェス5で4冠達成のホラーゲーム「虚白ノ夢」がノベライズ
記憶をなくした少女が鏡の世界を巡る人気作品を諸口正巳氏が小説化
(2016/2/17 11:00)
“ニコニコ自作ゲームフェス5”で“坂口博信賞”など4冠に輝いたフリーのホラーゲーム「虚白ノ夢」がノベライズされることが15日、(株)ドワンゴが運営する“ニコニコチャンネル”内の“フリゲの本をまとめてみたチャンネル”で明らかにされた。
「虚白ノ夢」は強い願いや未練を抱えた魂が吸い寄せられるという“鏡の世界”で過去の記憶を探っていくマルチエンディング形式のホラーアドベンチャーゲーム。即死を免れ得ないトラップや不意をついてプレイヤーを恐怖させる演出、切ない物語などで人気が高く、“ニコニコ自作ゲームフェス5”では“坂口博信賞”のほか“窓の杜賞”“コミックジーン賞”“フリーゲーム夢現賞”と4つの賞を獲得している。
今回ノベライズを担当するのは諸口正巳氏。イラストは野崎つばた氏が手掛ける。“緻密なストーリーと衝撃の展開を完全ノベライズ”が謳われており、発売予定日は3月30日。
「虚白ノ夢」を製作した同人サークルてりやきトマトのカナヲ氏は、過去にオカルトホラーゲーム「心霊写真使い涙歌 七人ミサキの呪い」を保坂歩氏の小説『心霊写真使い涙歌』の発売に先行する形で手がけているほか、独特の雰囲気を醸し出すランダムダンジョン探索RPG「積層グレイブローバー」などをてりやきトマトから発表している。いずれも無償でプレイできるので、カナヲ氏が生み出す世界にどっぷり浸かりたい方は是非楽しんでみてほしい