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ランサムウェア対策を強化した次期「ウイルスバスター」のベータ版が公開

脆弱性緩和機能も強化。アンケートに答えると抽選で200名にギフト券3,000円分が当たる

「ウイルスバスター クラウド」Windows向けベータ版

 トレンドマイクロ(株)は30日、統合セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」の次期バージョンのWindows向けベータ版を公開した。64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10に対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。7月31日まで利用できる。

 「ウイルスバスター クラウド」は、ウイルスの検出・駆除に加え、スパイウェア対策やスパムメール対策、データ消去ツール、個人情報保護機能などを備えた統合セキュリティソフト。感染したPCをロックしたりファイルを暗号化するなどして身代金を要求する“ランサムウェア”からシステムを保護する機能や、アプリケーションの脆弱性を突いた攻撃からシステムを守る機能なども搭載している。

 次期バージョンの「ウイルスバスター クラウド」の特徴は、ランサムウェアとアプリケーションの脆弱性に対する防御策がさらに強化されたこと。

 現行版の「ウイルスバスター クラウド」のランサムウェア対策機能では、パターンマッチングや挙動監視、不正なWebサイトへのアクセス遮断などのほか、ランサムウェアがファイルを暗号化する動きを検知して自動的にファイルを復元することで、システムを保護している。次期バージョンではこのランサムウェア対策をさらに発展させ、正規のプログラムに偽装した不正プログラムの挙動を検知する機能が搭載された。

 また、アプリケーションの脆弱性を突いた攻撃への対策として、脆弱性を悪用した攻撃に特有の挙動を検知し、ブロックする機能が搭載された。また、「Adobe Acrobat Reader」や「Java」などのアプリケーションのバージョンをチェックし、ポップアップで最新版へのアップデートを促す機能が追加されている。

 なお、ベータテストへの参加特典として、6月20日までにアンケートへ回答したユーザーを対象に、抽選で200名にAmazonギフト券3,000円分が贈られるとのこと。

ソフトウェア情報

「ウイルスバスター クラウド」Windows向けベータ版
【著作権者】
トレンドマイクロ(株)
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(ベータ版につき)
【バージョン】
11.0.1098(16/05/30)

(樽井 秀人)