レビュー

「CPU-Z」「GPU-Z」風のコンパクトなUIをもつディスク情報の取得ツール「SSD-Z」

SSD以外のディスクドライブにも対応。簡単なベンチマーク機能も搭載

「SSD-Z」v16.09.09b

 「SSD-Z」は、SSDをはじめとする各種ディスクドライブの情報を取得・表示できるツール。Windowsに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 「CPU-Z」や「GPU-Z」のデザインを模したSSDの情報取得ツール。膨大な情報をコンパクトな画面にまとめて提供してくれる。インストール不要のポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れておけば役に立つだろう。なお、「SSD-Z」という名前になっているが、HDDや光学ディスクドライブなどの情報も取得できるので、汎用的なディスク情報ユーティリティとして利用可能だ。

 メイン画面はタブインターフェイスになっており、選択したディスクドライブの製造情報や自己診断機能“S.M.A.R.T.”で得られた情報など、さまざまな情報をタブでカテゴリ分けして表示してくれる。ディスクドライブの切り替えは画面下部にあるプルダウンメニューから行える。

 たとえばデバイスの製造情報を表示する[Device]タブでは、型番、シリアルナンバー、ファームウェアバージョン、インターフェイス、仕様上の最大転送速度、データ容量、コントローラーやNANDフラッシュメモリの製造元といった情報がチェック可能。右隣の[S.M.A.R.T.]タブでは、ディスクドライブのヘルスチェック機能で得られた各種情報が人間に読みやすい形式で表示される。[Partitions]タブでは、当該ディスク上のパーティションに関する情報が確認可能。そのほかにも[Benchmark]タブでは簡単なベンチマークが行える。

[Device]タブ
[S.M.A.R.T.]タブ
[Partitions]タブ
[Benchmark]タブ

 なお、本ソフトは開発途上のベータ版として公開されており、“S.M.A.R.T.”の一部情報が誤ってフォーマットされている場合がある。また、NVMeデバイスのサポートは不完全であるとのこと。もし不具合を見付けたら[About]タブから報告するとよいだろう。

ソフトウェア情報

「SSD-Z」
【著作権者】
Anders Jakobsen 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
16.09.09b(16/09/09)