あちこちに散らばった「Firefox」のウィンドウを1つにまとめる「Merge Windows」

「Merge Windows」v1.0

　「Merge Windows」は、あちこちに散らばった「Firefox」のウィンドウを結合して1つにする拡張機能。「Firefox」v48.0以降に対応する拡張機能で、編集部にてWindows 10上の「Firefox」v54.0.1で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。

　Webで調べ物をしていると、メインの課題とはあまり関係がないものの、あとで深掘りしたいトピックに出会うことがままある。そういう時は、［Shift］キーを押しながらリンクをクリックしたり、タブの右クリックメニューから［新しいウィンドウへ移動］コマンドを選択して、タブを新規ウィンドウに分離してしまうのがお勧め。

　こうする癖をつけおけば、自然とタブがウィンドウごとにトピックで分類されるようになるし、トピックが不要になればウィンドウを閉じることでタブをまとめて捨てることができる。「Firefox」にはタブをトピックごとに分類する“タブグループ”に類する機能が搭載されていないが（かつてあったが廃止された）、Windowsならばタスクバーのライブサムネイル機能がウィンドウを切り替えるのに便利で、ウィンドウを“タブグループ”の代わりとして利用できる。

［新しいウィンドウへ移動］コマンド

タスクバーのライブサムネイル機能

　しかし、この方法には一つ弱点がある。「Firefox」には新しくウィンドウを開く機能はあっても、ウィンドウを1つにまとめる機能がないのだ。あちこちに散らばったウィンドウを1つに整理したくなっても、マウスでドラッグ＆ドロップして1つずつ結合していくしかない。

　こうした不便を解消できるのが、「Merge Windows」拡張機能だ。本拡張機能をインストールすると、閲覧ページの右クリックメニューに［Merge all windows］というコマンドが追加される。これを利用すれば、当該ウィンドウへ他のすべてのウィンドウをまとめることが可能。機能そのものは大したことがないが、ウィンドウを積極的に活用しているユーザーにとってはなかなか使いでのある拡張機能ではないだろうか。

あちこちに散らばった「Firefox」のウィンドウを結合して1つに