レビュー
PDFドキュメントに含まれる画像データを簡単に取り出せる「PDF画像抽出ツール」
コマンドラインや“送る”メニューから利用することも可能
2017年10月18日 06:00
「PDF画像抽出ツール」は、PDFドキュメントに含まれる画像データを簡単に抽出できるツール。Windows 7/8/10に対応するフリーソフトで、動作には「Internet Explorer 9」以降が必要。ベクターのライブラリサイトからダウンロードできる。
指定したPDFドキュメントから画像データのみを抽出するツール。メイン画面にファイルをドラッグ&ドロップするだけで利用できるお手軽さが魅力だ。
抽出された画像データは、初期設定では“ピクチャー”フォルダー直下へファイルとして保存される仕組み。抽出処理の実行中に現れる赤いアイコンを何度かクリックすれば、抽出処理を停止することができる。
ファイル名にはPDFドキュメントのファイル名(拡張子なし)に加え、自動で連番が付与される。出力フォルダーを指定することも可能で、[フォルダで分離]オプションを有効化しておけばPDFドキュメントのファイル名でフォルダー分けすることもできる。複数のPDFドキュメントから画像を抽出する際、ファイルが混ざってしまうと困る場合は、あらかじめこのオプションを有効化しておくとよいだろう。
そのほかにも、本ソフトはコマンドラインや“送る”メニューから利用することも可能。わざわざGUIを利用しなくても済む手軽さもさることながら、起動オプションでPBM/PGM/PPMファイルをBMP/JPEG/GIF/PNG形式へ変換するよう指定できる点や、他のツールと組み合わせられることもメリットとして見逃せない。ただし、パスワードで保護されたPDFドキュメントでは利用できないので注意したい。
ソフトウェア情報
- 「PDF画像抽出ツール」
- 【著作権者】
- あきら 氏
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.5