REVIEW(09/10/05)

好みに応じて3つのスタイルを利用できるタスク切り替えソフト「VistaSwitcher」

標準のタスク切り替え機能が物足りない場合は試してみよう

「VistaSwitcher」v1.0.2「VistaSwitcher」v1.0.2

 「VistaSwitcher」は、好みに応じて切り替えウィンドウのスタイルを3つから選べるタスク切り替えソフト。32ビット版および64ビット版のWindows XP/Vista/7に対応するソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 初期状態のタスク切り替えウインドウは、大きなサムネイル画像によるプレビュー画面と、現在実行中のアプリケーションのリストで構成されており、[Windows]+[F12]キーで呼び出すことが可能。

 サムネイル画像はデスクトップ全体を縮小表示した画面内に、リストで選択中のアプリケーションのウィンドウのみが表示される仕組みになっており、デスクトップ上での位置やウィンドウのサイズを手掛かりにタスク切り替えができる。さらにWindows Vista/7では、ウィンドウの作業内容がリアルタイムで更新される“ライブ表示”にも対応している。

 このプレビュースタイルは“Desktop style”と名付けられているが、本ソフトではさらに“Window style”と“No preview”という2つのスタイルを設定画面上で選択可能。“Window style”はプレビュー画面でアプリケーションのウィンドウのみを大きく表示するスタイル、“No preview”はアイコンつきのアプリケーションリストのみを表示するシンプルなスタイルとなっており、好みによって使い分けることができる。

アプリケーションウィンドウのみを大きく表示する“Window style”アプリケーションウィンドウのみを大きく表示する“Window style”

アイコンつきのアプリケーションリストのみを表示するシンプルな“No preview”アイコンつきのアプリケーションリストのみを表示するシンプルな“No preview”

 タスクの切り替え作業に割り当てるキーは設定画面でカスタマイズでき、Windows標準の[Alt]+[Tab]キーに本ソフトを割り当てることも可能。また、マウスの右ボタンを押しながらマウスホイールを回転させてタスクを切り替える設定も用意されており、マウス操作が中心のユーザーには便利。

 そのほか、[Windows]+[F11]キーで、現在アクティブなウィンドウのサムネイルのみを表示可能。どのアプリケーションがアクティブなのかに加え、“Desktop style”にしておけばアクティブなウィンドウの位置なども把握できる。

 なお、設定画面にはスキンの切り替えやセカンダリモニターへの切り替えウィンドウの表示といった設定項目も用意されているが、本バージョンでは機能が実装されていない。今後のバージョンアップに期待しよう。

【著作権者】
NTWind Software
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.2(09/09/20)

(柳 英俊)