REVIEW（09/10/22）

　「SE-TrayMenu」は、タスクトレイから利用可能なメニュー型のアプリケーションランチャー。Windows 2000/XP/Server 2003/Vistaに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

　本ソフトは、メニュー型のアプリケーションランチャーで、タスクトレイに常駐する本ソフトのアイコン上へカーソルを移動することで呼び出せる。階層構造はなく、登録したアプリケーションやショートカットを単純にリスト表示するだけのシンプルな仕組みで、インストール作業の必要ないポータブル版も用意されている。

　最大の特長は、表示方法をきめ細かくカスタマイズできる点。たとえば、ランチャー画面のアイコンレイアウトの場合、アイコンの大きさや並べ方、アイコンテキストの配置方法、各アイコンのマージンなどを指定可能で、複数列表示にすることもできる。

　また、メニュー画面の色などを設定できるテーマ機能も備えており、こちらは背景色やフォントの色、ランチャー画面の透明度や形状をカスタマイズすることが可能。

　あらかじめアイコンレイアウトは4種類、テーマは11種類が用意されているので、最初は任意のプリセットを選択し、徐々に自分好みへカスタマイズするといった使い方がお勧め。カスタマイズしたアイコンレイアウトやテーマは、ファイルとして保存しておくこともできる。

　さらに、細かい使い勝手にも気が配られているのがうれしい。たとえば、ランチャーソフトでは往々にしてアプリケーションの登録作業が面倒なものだが、本ソフトではドラッグ＆ドロップによる登録はもちろんのこと、最近利用したソフトやスタートメニューに登録されたソフトを手軽に追加できる機能も搭載している。また、登録したアプリケーションにはホットキーを設定することも可能。キーボード操作がメインのユーザーでも、本ソフトを導入して損はないだろう。