REVIEW(09/11/16)

壁紙が変更できない“Windows 7 Starter”で無理矢理壁紙を変更する「むりかべ」

パーソナライズ機能が省略されたStarterだが、せめて壁紙だけでも加えて華やかに

「むりかべ」v1.01「むりかべ」v1.01

 「むりかべ」は、“Windows 7 Starter”のデスクトップへ任意の画像を壁紙として設定できるソフト。Windows 7 Starter専用のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 “Windows 7 Starter”とは、ネットブックなどの安価なPC向けに販売されているWindows 7の最下位エディション。低価格だが、上位版との差別化のため“Aero Glass”や“Windows Media Center”といった機能が省かれており、DVDの再生やマルチモニターにも対応していない。

 とはいえ、これらの省略された機能は、非力なネットブックではもともと利用に無理がある機能なので、我慢しようと思えばできないこともない。しかし、サウンドやウィンドウの枠の色、壁紙などをカスタマイズできる“個人設定”機能がまるまる削除されているのは不満に思うユーザーも多いはず。

 そんなときに役立つのが、「むりかべ」だ。Windows 7 Starterでもデスクトップの壁紙を変更できるタスクトレイ常駐型ソフトで、任意の画像をデスクトップ全体に引き伸ばしたり、並べたり、中央に配置したりといったお馴染みの方法で壁紙として表示できる。さらに、画像ではなく好みの色1色でデスクトップを塗りつぶすことも可能。

初期状態の“Windows 7 Starter”のデスクトップ初期状態の“Windows 7 Starter”のデスクトップ

「むりかべ」を利用して壁紙を変更した“Windows 7 Starter”のデスクトップ「むりかべ」を利用して壁紙を変更した“Windows 7 Starter”のデスクトップ

 なお、作者によると壁紙をリサイズして表示した際の品質があまりよくないとのこと。あらかじめデスクトップの解像度に合った壁紙を用意しよう。

【著作権者】
猶原 弘晃 氏
【対応OS】
Windows 7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.01(09/11/10)

(柳 英俊)