REVIEW(11/05/13)
Googleのサービスを利用した秀まるお氏製の「秀丸エディタ」用マクロ3種
Google検索の結果からHTMLの表を作成したり、「秀丸エディタ」でサジェストを利用
「秀丸エディタ」「秀丸メール」などの作者として知られる(有)サイトー企画の秀まるお氏が制作した、Googleのサービスと連携する「秀丸エディタ」用マクロ「Googleで検索した結果のすべてを取得するマクロ」「Google Suggest APIを使った補完マクロ」「Google翻訳マクロ」が公開されている。
いずれのマクロもWindowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「秀丸エディタ」v8.04で動作を確認した。「秀丸エディタ」の公式サイトにあるマクロライブラリからダウンロードできる。なお、「Googleで検索した結果のすべてを取得するマクロ」と「Google Suggest APIを使った補完マクロ」は、「秀丸エディタ」v8.00以降が必要。
「Googleで検索した結果のすべてを取得するマクロ」
「Googleで検索した結果のすべてを取得するマクロ」は、任意のキーワードでGoogle検索を行った結果をすべて取得し、HTMLの表として保存できるマクロ。作成される表は、tableタグで構成されたシンプルなデザインとなっており、Webページへのリンクが付加されたページタイトルと、Webページの内容の一部が一覧表示される。また、Googleの検索結果ページを模したHTMLを作成することも可能。
利用するには、まず「秀丸エディタ」上の文字列を範囲選択してマクロを実行する。すると、選択した文字列が入力されたダイアログが表示されるので[OK]ボタンを押そう。あとは作成するHTMLの見た目を選択すれば準備完了。「秀丸エディタ」の新しいウィンドウが開き、検索結果の取得が開始される。
そのまま放置しておけば、検索結果をすべて取得するか、検索可能な上限に達するまで検索結果を取得し続け、取得が完了するとダイアログが表示される。また、検索結果の取得中に[Esc]キーを押せば、その時点までに取得したデータでHTMLファイルを作成可能。
「Google Suggest APIを使った補完マクロ」
「Google Suggest APIを使った補完マクロ」は、“Google サジェスト”のAPIを利用して「秀丸エディタ」上の単語を補完できるマクロ。“Google サジェスト”は、GoogleのWeb検索に搭載されている機能で、ユーザーが入力したキーワードをもとに、リアルタイムで検索キーワードの候補を一覧表示してくれる。
「秀丸エディタ」上で文字列を範囲選択してマクロを実行すると、たとえば“あんこ”を選択している場合は“あんこう鍋”“あんころもち”といった候補の一覧がポップアップで表示される。一覧から任意の候補を選択すれば、範囲選択した文字列を候補から選択した文字列へ書き換えることが可能だ。入力したい言葉がはっきりと思い出せないときなどに役立つだろう。
「Google翻訳マクロ」
「Google翻訳マクロ」は、「秀丸エディタ」上で選択した文字列を“Google 翻訳”を利用して翻訳するマクロ。選択した文字列が日本語の場合は英語に、英語の場合は日本語に翻訳される。
文字列を範囲選択してマクロを実行すると、小さなウィンドウが開いて翻訳結果が表示される。また、文字列を選択せずにマクロを実行した場合は、キャレットのある行全体を翻訳する仕組み。
「Googleで検索した結果のすべてを取得するマクロ」
- 【著作権者】
- 秀まるお 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(11/05/11)
「Google Suggest APIを使った補完マクロ」
- 【著作権者】
- 秀まるお 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(11/04/25)
「Google翻訳マクロ」
- 【著作権者】
- 秀まるお 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00(11/04/15)