REVIEW(11/06/13)

直感的なコンテンツの編集機能が魅力のPHP製CMS「concrete5」

「Web PI」を利用したインストールが簡単でお勧め

「concrete5」v5.4.1.1.1.ja「concrete5」v5.4.1.1.1.ja

 「concrete5」は、直感的な編集機能が魅力のPHP製CMS。動作には「MySQL」v4.1および「PHP」が必要で、「PHP」のバージョンはv5.2.0以降が推奨されている。日本語版は、本ソフトの日本語公式サイトからダウンロード可能で、編集部にてWindows 7上で動作を確認した。

 「concrete5」の特長は、Webページ上のコンテンツを直接編集したり、ドラッグ&ドロップで自由に配置できること。これらは“ブロック”と呼ばれる部品単位で行う仕組みで、できあがりの状態を把握しやすい直感的な編集が行える。

 さらに、テーマやアドオンによる拡張、マルチユーザーによる編集や権限の設定、ページ編集の承認フローなどといった、大規模サイトに必須の機能も備える。

“ブロック”単位でのコンテンツの編集や並び替えが可能“ブロック”単位でのコンテンツの編集や並び替えが可能“ブロック”単位でのコンテンツの編集や並び替えが可能

 本ソフトは上述の通り日本語公式サイトからダウンロードできるが、ローカルPCで試したい場合は、Microsoft製の「Web Platform Installer(Web PI)」を利用したインストールが簡単でお勧め。ウィザードに従って必要項目を記入するだけで、動作に必要な「MySQL」や「PHP」を含めたダウンロードからセットアップまでが可能だ。

1. 「Web PI」を起動して、右上の検索ボックスで“concrete5”を検索1. 「Web PI」を起動して、右上の検索ボックスで“concrete5”を検索

2. 英語ではないほうの「concrete5」を選択してインストールしよう2. 英語ではないほうの「concrete5」を選択してインストールしよう

3. 必要なコンポーネントも同時にインストールされる3. 必要なコンポーネントも同時にインストールされる

4. 必要なコンポーネントのダウンロードとインストール4. 必要なコンポーネントのダウンロードとインストール

5. データベース名やパスワードを指定5. データベース名やパスワードを指定

6. 「concrete5」のセットアップ6. 「concrete5」のセットアップ

7. 完了7. 完了

開発環境「WebMatrix」を利用すればソースコードの編集も行える開発環境「WebMatrix」を利用すればソースコードの編集も行える

【著作権者】
Concrete CMS Inc./Usagi Project
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.4.1.1.1.ja(11/05/24)

(柳 英俊)