REVIEW(11/07/27)

電力使用状況をメーターやグラフで表示・警告「Wattsan」

電気需給が危険域レベル超過で警告

「Wattsan」v1.0.3.4「Wattsan」v1.0.3.4

電力会社ごとにグラフ表示電力会社ごとにグラフ表示

 「Wattsan」は、電力会社の管内における電力使用状況をメーターやグラフで表示したり警告を行うソフト。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。動作には.NET Framework 2.0が必要。

 本ソフトを使えば、電力会社により節電が求められている地域などのPCユーザーが常にデスクトップ上で電力供給の状況を確認できるほか、電力使用率が警告レベルを超えた時点でメッセージ表示やタスクトレイアイコンの点滅で通知してくれる。

 ソフトを起動すると、標準で東京電力管内における直近の電力使用状況を、小さな横長のメーターで表示する。メーターは電力使用率が80%未満だと緑、80~90%なら黄、90%以上は赤で表示され、メーター下端の赤い三角マークは当日のピークを示している。メーターの下には現在の電力使用量と当日の最大供給量の値、さらにデータ日時も表示され、電力使用量が増加傾向か減少傾向かを赤い矢印で示す。

 また右クリックメニューにより、チェック対象の電力会社を既定の東京電力から東北電力、関西電力、中部電力、九州電力に変更することが可能。さらに当日と前日の電力使用状況を、より詳しいグラフで表示する機能もある。データは定期的に自動更新され、電力使用率が警告レベル既定値の97%を超えると、タスクトレイから状況を知らせるメッセージがバルーン表示されるとともに、電球型のタスクトレイアイコンが点滅する仕組み。警告レベルは任意の値に変更することも可能だ。

【著作権者】
BOTTOMWARE 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.3.4(11/07/11)

(川原 徹也)