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Algomatic、6月から経営体制を刷新 ~3社に分社化しAI事業の成長を加速

法人向けとロボティクス・フィジカルAI、エンターテインメント関連の領域に分業

(株)Algomaticの公式サイト

 生成AI関連事業を展開する(株)Algomaticは、6月1日付で代表取締役CEOを交代し、親会社である合同会社DMM.com(DMMグループ)傘下において3社体制へと移行することを発表した。急速に進化するAI市場において、意思決定の迅速化と各事業領域の専門性を深めることが狙いだという。

 今回の体制変更の背景には、生成AI技術の進展に伴う事業環境の激変がある。同社は、従来の組織構造では開発サイクルや顧客ニーズの変化への対応に制約が生じると判断。事業領域ごとに独立した経営体制を敷くことで、自律性を高めてユーザーの要望に即したサービスを迅速に展開できる体制を構築する。

 新体制では、既存の事業を「BtoB(法人向け)」「ロボティクス・フィジカルAI」「BtoC(個人向け)」の3つの領域に分け、それぞれを別会社として運営するとのこと。

 法人向け事業を担う存続会社の(株)Algomaticは、鴨居啓人氏が新たに代表取締役CEOに就任し、営業支援AIや画像生成AIなどの開発・提供を継続する。新設される(株)Algomatic Dynamicsは、南里勇気氏を代表とし、ロボット技術とAIを組み合わせた領域を推進。また、エンターテインメント関連の個人向けサービスを担う(株)KOWRO(コヲロ)が新設され、原田祐二氏が代表として、翻訳や音声合成技術を活用した事業を展開するとしている。

 現在、代表取締役CEOを務める大野峻典氏は、本再編をもって退任する。大野氏は今後、DMMグループ全体におけるAI活用の推進を担う役割に就く予定だという。

AI時代における『非連続な成長』を目指す同社は、この新たな3社体制によって中長期的な競争優位の確立を図る構えだ。