REVIEW(12/05/18)

クリックだけでコード譜を作成して簡単に移調できる「Hey Iccho Agali !」

入力した曲を自分に合ったキーに移調できる

「Hey Iccho Agali !」v1.0.0.0「Hey Iccho Agali !」v1.0.0.0

“譜面確認と移調”モード“譜面確認と移調”モード

 「Hey Iccho Agali !」は、クリック操作だけで曲のコードのみを記載したコード譜を作成・印刷できるソフト。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4が必要。

 作成したコード譜を簡単に移調できるのが特長で、入力した曲を自分に合ったキーに移調できるのがうれしい。作成したコード譜は印刷するほか、独自形式のファイルとして保存しておくこともできる。

 本ソフトは、コード譜を入力する“コード 入力 シート”モードと、コード譜を閲覧・印刷・移調する“譜面確認と移調”モードを[モード]メニューから切り替えて使用する仕組み。まずは、“コード 入力 シート”モードでコード譜を入力していこう。

 コード譜は、1小節ずつ小節を追加してコードを入力していくほか、1小節の拍数と全小節数をあらかじめ指定し、一括で全体の小節を作成したのちにコードを入力して作成可能。コードはルート音とマイナーやセブンスといった“型”、オンコードをそれぞれプルダウンメニューから選択して入力でき、最大で1小節に設定した拍数分のコードを入力できる。

 また、反復記号を入力することも可能で、数字つき括弧やダ・カーポ、フィーネ、ダル・セーニョといった記号が用意されている。さらに、1小節ずつ小節を追加する場合は、小節ごとに拍数を変えることもできるほか、譜面を表示・印刷する際に1行へいくつ小節を入れるかを設定可能。そのほか、曲名や作曲者、作詞者などの情報も入力できる。

 “譜面確認と移調”モードでは、1行の1段目に小節番号、2段目にコードのルート音、3段目に“型”、4段目にオンコードが表示され、反復記号がある場合は小節番号の上部へ表示される。移調は、“移調(トランスポーズ)”領域の数字入力欄から行え、黒鍵にあたる音を“#”と“b”のどちらで表すかを選択することも可能。

【著作権者】
(株)レアリ
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0.0

(長谷川 正太郎)