レビュー
「Firefox」の起動時のパフォーマンスを計測できる拡張機能「About Startup」
“Gecko”エンジンのAPIからスタートアップ情報を取得
(2014/3/18 16:46)
「About Startup」は、「Firefox」の起動時のパフォーマンスを計測できる拡張機能。「Firefox」v13.0以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v27.0.1で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”からダウンロードできる。
本拡張機能を利用すると、“about:startup”ページで「Firefox」の起動タイミングに関するレポートが閲覧できるようになる。この情報は本拡張機能が計測しているのではなく、“Gecko”エンジンのAPIから取得しているとのこと。本拡張機能は軽量で、「Firefox」の動作にはほとんど影響を与えないようだ。たとえば、バージョンアップによってどれだけ起動時間が短縮されたのか調べたり、起動時間に悪影響を与えているアドオンを調査するにに役立つだろう。
レポートは“main”、“sessionRestored”、“firstPaint”、“createTopLevelWindow”、“firstLoadURI”などの10項目からなっており、一番左端の項目は「Firefox」のバージョンを表す。また、一番上の列が各項目の平均値となっている。
なお、安定した計測結果を得るには、20回程度再起動を繰り返した方がよいようだ。また、システムが初めてアプリケーションをロードする“コールドブート”と、すでにメモリ上にキャッシュされたアプリケーションを起動する“ウォームブート”では計測結果に差がでるので注意しよう。
ソフトウェア情報
- 「About Startup」
- 【著作権者】
- Mike Hommey 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.12(13/06/24)