レビュー

システムに登録された定期タスクを一覧。ON/OFFも簡単に行える「TaskSchedulerView」

実行ファイル単体で動作するポータブルアプリ

「TaskSchedulerView」v1.00

 「TaskSchedulerView」は、「タスク スケジューラ」に登録されたタスクを一覧表示するシンプルなツール。64bit版を含むWindows VistaからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、定期実行するようにシステムへ登録されたタスクを一覧表示可能。システム標準の「タスク スケジューラ」よりもシンプルで使い勝手がよく、レポート出力機能も充実している。実行ファイル単体で動作するポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運べば役に立つこともあるだろう。

 本ソフトで取得できるのは、タスクの名前、説明、状態(有効・実行中・無効)、最後に実行された日時とその結果、次回の実行日時、トリガータイプ(ログオンやアイドル時などの特定のイベント時に起動、日毎・週毎など定期的に起動、指定した時間に起動など)、何らかの理由で実行を逃した回数、タスクのフォルダー、タスクの種類(実行ファイルの実行、またはCOMによるハンドリング)といった情報で、これらがメイン画面でタスクごとにリスト表示される。タスクをダブルクリックすればプロパティ画面で当該タスクの詳細情報を閲覧することもできる。

 さらに、本ソフトはタスクの有効・無効を切り替えることも可能。リストビューでタスクを選択し、ツールバーの青・赤ボタンを押すだけで簡単に有効・無効を切り替えることができる。

 ただし、この操作には管理者権限が必要となる。本ソフトは通常起動していても、[Ctrl]+[F11]キーで簡単に管理者権限で起動し直すことができる。

プロパティ画面
本ソフトは基本的に管理者権限が不要だが、タスクの有効・無効の切り替えには管理者権限が必要となる

ソフトウェア情報

「TaskSchedulerView」
【著作権者】
Nir Sofer 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vistaから10まで
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.00(15/07/07)

(樽井 秀人)