レビュー

映画『インサイド・ヘッド』がパズルゲームに「インサイド・ヘッド メモリーボール」

“ヨロコビ”や“カナシミ”の力を借りて“キオク”をマッチさせていこう

「インサイド・ヘッド メモリーボール」v1.7.0.187

 「インサイド・ヘッド メモリーボール」は、ディズニー映画『インサイド・ヘッド』のキャラクターが登場するパズルゲームアプリ。x86/x64/ARM環境に対応するWindows ストアアプリで、編集部にてWindows 8.1/10/Windows Phone 8.1で動作を確認した。“Windows ストア”から無償でダウンロードできる。

 本作は、ディズニー/ピクサーの最新映画『インサイド・ヘッド』の世界をゲーム化したバブルシューティング。赤・青・黄・緑のボール“キオク”を飛ばしてステージに配置されている“キオク”にぶつけ、同じ色の“キオク”を3つ以上そろえて消していくというお馴染みのパズルゲームだ。

 “キオク”がシューターにセットされた状態で画面を左右にフリック(マウス操作の場合はドラッグ)すると、“キオク”が射出される方向が示される。発射したボールは壁に当たると跳ね返って弾道が変わるので、それをうまく活用して狙いを定めたい。

 また、シューターには次弾が装填されており、タップ(またはクリック)することで“キオク”を入れ替えることができる。次に発射する“キオク”の色を切り替えられるというわけだ。上にある“キオク”を消すと、その下にぶら下がっている“キオク”もまとめて落とすことができるので、なるべく上の方のボールを狙い撃ちして消していくのがコツになるだろう。

左右フリックで照準を合わせる
壁にぶつけて向きを変えることも可能

 ここまではごく一般的なバブルシューティングだが、本作では『インサイド・ヘッド』に登場する“ヨロコビ”“カナシミ”“イカリ”といった感情をパートナーとして選べるのが特徴となっている。最初は“ヨロコビ”だけだが、ステージを進めていくと他の感情も仲間にすることが可能。感情たちのかわいらしいリアクションも、本作の魅力と言える。

 このパートナー選びは、ステージの攻略難易度を大きく左右する重要な要素だ。たとえば“ヨロコビ”の場合は、黄色のボールを消すことでゲージを溜め、いっぱいになると光り輝くボールを発射して、着弾点の周りのボールを一掃することが可能。このようにそれぞれの感情にはさまざまなユニークショットが設定されており、これをうまく使いこなしていかないと後半ステージのクリアはおぼつかない。どうしてもステージがクリアできない場合は、パートナーを変えてみるのも手だろう。

ステージを進めていくとさまざまな感情をパートナーにすることができる。どの感情をパートナーにするかが重要になることも

 ステージをクリアするには、基本的にすべての“キオク”を消してしまえばよい。そのほかにも、“キオク”に捕らわれた“マインドワーカー”を解き放つ、数ショットごとに降りてくる“キオク”がラインを超えないように消す、ところどころに設けられたホールすべてに“キオク”を命中させるといった特殊な条件が設けられていることもある。

 さらに、ステージにさまざまな仕掛けが施されているのも厄介だ。たとえば、凍り付いてしまっている“ブレインフリーズ”は、上の“キオク”を消しても落ちてこない。かならず同じ色の“キオク”をマッチさせて消す必要がある。また、どの色ともマッチしないため消せず、周りの“キオク”を消して落とすしかない“キオク”もある。パートナーのユニークショットや、道中で獲得できる特殊アイテムを駆使しながら、これらの難関をクリアしていこう。

 なお、ステージのクリアに失敗するとライフを失い、ライフが尽きるとステージに挑戦できなくなる。このライフはアプリ内課金で購入することもできるが、時間がたつと自動で回復するため、無課金で楽しむことも十分に可能。PCだけでなくWindows Phone端末でもプレイできるため、暇つぶしにもってこいだ。

「インサイド・ヘッド メモリーボール」プレイ動画

ソフトウェア情報

「インサイド・ヘッド メモリーボール」
【著作権者】
Disney
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1/10/Windows Phone 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(アプリ内課金あり)
【バージョン】
1.7.0.187

(樽井 秀人)