【第84回】
端末で隠れた部分を透けて見えるようにする「Transparent Screen」
Android端末を“透明化”することでながら操作の危険を少しでも緩和できる
(12/02/15)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、Android端末の裏を透けて見えるようにできるアプリ「Transparent Screen」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。
Android端末のカメラで撮影した映像を常時半透明で画面に表示
「Transparent Screen」は、Android端末のカメラで撮影した映像を常時半透明で画面に表示できるアプリ。ホーム画面やほかのアプリを起動している場合も映像を表示できるため、あたかもAndroid端末が“透明化”したように端末の裏を見ることができる。映像を表示しながら端末を操作することも可能だ。
端末の向こう側が透けて見えるため、Android端末を操作しながら歩くといった場合の危険を少しでも緩和できるだろう。たとえば、緊急のメールを見ながら目的地へ向かうといった際に利用可能だ。ただし、歩きながら端末を操作するのは大変危険な上、本アプリは常時カメラを起動して映像を処理するためバッテリーの消費も早くなる。利用するのは緊急時だけにし、周囲の状況に気をつけることをお勧めする。
透明度の設定も可能
本アプリを起動すると設定画面が現れ、[Star & Stop]ボタンを押すことでカメラで撮影した映像の表示を開始できる。映像の表示を開始したら、端末の戻るボタンやホームボタンで設定画面を閉じ、映像を表示したままホーム画面を表示したり、ほかのアプリを操作することが可能。映像の表示を終了するには通知バー上のアイコンをタップするか、設定画面を呼び出して再び[Star & Stop]ボタンを押せばよい。
設定画面では、透明度をスライドバーで調節したり、映像の解像度を切り替えたりすることが可能。また、映像を表示する方向を90度ずつ回転させることもできる。さらに、155円の有償版「Transparent Screen PRO」では、Androidの起動時に本アプリを自動起動させるオプションや、端末のディスプレイがOFFになった際に本アプリを自動停止させるオプションも利用できる。
- 【著作権者】
- Sascha Affolter 氏
- 【対応OS】
- Android 2.2以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.13(12/02/14)