『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android（アンドロイド）”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、バッテリーの残量や使用状況を把握したり、バッテリーの節約が図れるアプリ「Battery Keeper」「Battery Defender-知能的節電マスター」「Battery Mix (バッテリーミックス)」「ババァ」の使い方と機能を紹介する。

画面の明るさやWi-Fiのオン・オフをワンタッチで切り替え！「Battery Keeper」

　「Battery Keeper」は、場面に応じてWi-Fiのオン・オフや画面の明るさなどをワンタッチで切り替えられるアプリ。起動画面に並ぶ場所ごとのパネルをタップすることで、Android端末の各種設定を一括で切り替えることができ、バッテリーの節約やマナーを守るのに役立てられる。設定できる項目は、Wi-FiとBluetoothのオン・オフ、画面の明るさ、自動で画面ロックされるまでの時間、着信音量の5つ。たとえば、自宅ではWi-Fiをオンにして音量を最大にし、電車内ではWi-Fiをオフにして音量をゼロにするといった設定が可能だ。

　通知領域にアイコンを常駐させてすばやくアプリを起動できるほか、パネルをタップした際にアプリを自動で閉じるように設定することができる。また、アプリをインストールすると、ディスプレイ上部にバッテリー残量を表す緑色のバーが常時表示され、長さで残量を確認可能。バーの色や太さ、透過率は変更可能で、画面の上部ではなく左右や下部にバーを表示することもできる。

不要時・睡眠中は通信をオフに！「Battery Defender-知能的節電マスター」

　「Battery Defender-知能的節電マスター」は、睡眠中などのスマートフォンを使用していない時間に、自動でネットワーク接続をオフにしてバッテリーの節約を図れるアプリ。起動画面上部のボタンを押して“Defender On”表示にすると、下部の3つのボタンをオン・オフして、常時または睡眠時間やバッテリー低下時に“バッテリーセーブモード”を稼働させることができる。“バッテリーセーブモード”が稼働すると、ディスプレイがオフになった際にWi-Fiと3Gのネットワーク接続が自動でオフになり、バッテリー消費を抑えられる。

　睡眠時間は開始・終了時間を指定することができ、バッテリー低下時の稼働条件となるバッテリー残量も指定可能。なお、ネットワーク接続がオフになっているときは、Gmailなどの自動同期は停止されるが、電話の着信は可能となっているほか、定期的に同期を行いメールの受信などが可能。また、アプリの起動画面の下部には、Wi-Fiと3G、GPS、Bluetoothのアイコンが並び、タッチしてオン・オフを簡単に切り替えられる。さらに、アプリを起動すると通知領域にアイコンが常駐し、バッテリー残量をパーセンテージで確認可能。

　このほか、音楽をストリーミング再生するアプリなどを“ホワイトリスト”に登録する機能も備えている。“ホワイトリスト”に登録したアプリで音楽を再生しているときは、ディスプレイがオフになっても直後にはネットワーク接続がオフにならずに、5分から1時間までの指定した時間の経過後に接続がオフになり、再生が自動停止される。また、自動停止させずにエンドレスで再生することも可能だ。

バッテリー使用状況をグラフで確認できる「Battery Mix (バッテリーミックス)」

　「Battery Mix (バッテリーミックス)」は、バッテリーの使用状況をグラフで表示したり、各アプリのCPU使用率を確認できるアプリ。起動するとバッテリーの監視を開始し、時間の経過に伴うバッテリー残量の推移を折れ線グラフで表示できる。また、残量が0％になるまでの残り時間の予測を確認できるほか、充電が完了するまでの予測時間も確認可能。グラフの下部では、各時間帯のWi-FiやBluetooth、GPSの使用状況も確認することができる。

　さらに、タブを切り替えることでアプリなど稼働しているプロセスのCPU使用率を確認でき、バッテリー消費の原因になっているアプリを推測することが可能。各アプリのCPU使用率の推移を折れ線グラフで表示することもできる。また、バッテリー残量が指定した値になったときにアラーム音や振動、LEDなどで通知する機能を備え、最大3つの値を設定可能。本アプリを起動すると通知領域にバッテリー残量を表示するアイコンが表示され、通知領域からすばやくアプリを開ける。そのほか、ウィジェットを配置して、バッテリー残量や残り時間をホーム画面で確認することも可能。

バッテリー残量をバーで確認しよう！「ババァ」

　「ババァ」は、バッテリー残量を画面上部に表示されるバーで確認できるアプリ。起動後、下部の［開始/停止］ボタンを押すと、ステータスバーの上部にバーが表示される。バーの長さとバーの右側に表示される数値でバッテリー残量を確認可能。また、バーの色は残量や充電状態によって変化するため、直感的にバッテリーの状態を把握できる。ステータスバーの上部に表示されるため、ホーム画面を表示しているときや、ほかのアプリの使用中でもバッテリー残量を把握できるのがうれしい。

　バーは画面上部のほか、下部に表示することができ、透明度の変更も可能。表示位置や透明度を変更した際は、［開始/停止］ボタンを押していったん表示を停止し、再度表示を開始すると反映される。また、端末の起動時に本アプリを自動で起動するように設定することもできる。