杜のAndroid研究室

Androidのロック画面を拡張するアプリを3本紹介

「ロック画面メーモ」「Hidden Lock」「Unlock At Home Using Wifi」

(12/11/28)

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、Androidのロック画面を拡張するアプリ「ロック画面メーモ フリーバージョン」「Hidden Lock」「Unlock At Home Using Wifi」の3本を紹介する。

ロック画面に好きな画像とメモを表示する「ロック画面メーモ フリーバージョン」

「ロック画面メーモ フリーバージョン」「ロック画面メーモ フリーバージョン」

 「ロック画面メーモ フリーバージョン」は、ロック画面に好きな画像とテキストメモを表示するアプリ。端末内の画像をロック画面の背景画像として設定でき、複数画像を設定すればランダムに表示させることが可能。ロック画面には背景画像のほか、時刻表示と日付、テキストメモ、スライダーが表示されていて、スライダーを左から右にスライドすることで端末のロックを解除できる。また、スライダーを右から左にスライドすると、マナーモードやサイレントモードなどの切り替えが行える。

 テキストメモはロック画面でメニューを表示し、[メーモ修正]項目を選択すると表示されるポップアップで編集可能。ロックを解除することなく、ロック画面上ですばやくメモを編集・閲覧できるようになっている。また、電話番号やメールアドレス、URLの“自動リンク”機能を備えていて、テキスト内の電話番号などを認識し、文字列をタップすることで、電話やメール、Webブラウザーなどのアプリを直接起動することが可能。さらに、テキストメモのフォント色やサイズを変更できるほか、表示位置も画面の上部または下部を選択可能だ。

設定画面の[イメージ設定]項目からロック画面に表示する画像を選択し、[スクリーンオン]項目から本アプリによるロック画面を有効化する設定画面の[イメージ設定]項目からロック画面に表示する画像を選択し、[スクリーンオン]項目から本アプリによるロック画面を有効化する

ロック画面でメニューの[メーモ修正]項目を選択し、表示されるポップアップでテキストメモを編集ロック画面でメニューの[メーモ修正]項目を選択し、表示されるポップアップでテキストメモを編集

 ロック画面にはスライダーの代わりに、ポイントをなぞってロックを解除できるAndroidの“パターン認識”風のポイントを表示することもできる。ただし、このポイントはフェイクとなっていて、実際は表示されていないスライダーの位置をスライドすることで、ロック解除を行う仕組み。また、スライダーやポイントのどちらも表示しないことも可能で、その場合は端末のホームボタンや戻るボタンで解除を行うことが可能。

メモに記入した電話番号やメールアドレス、URLは、タップしてアプリを直接起動できるメモに記入した電話番号やメールアドレス、URLは、タップしてアプリを直接起動できる

ロック画面に“パターン認証”のポイントを表示することも可能。ただし、ポイントはフェイクで、表示されていないスライダーでロックを解除するロック画面に“パターン認証”のポイントを表示することも可能。ただし、ポイントはフェイクで、表示されていないスライダーでロックを解除する

 そのほか、通知領域の本アプリのボタンやアプリアイコンを選択した際には、設定画面が表示されるが、背景画像とメモを表示させることも可能だ。端末の使用中でも、書き込んだメモをステータスバーからすばやく表示し、確認できて便利。

【著作権者】
kigate team
【対応OS】
Android 2.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.0.1(11/08/17)

ロック解除用の隠しボタンを配置する「Hidden Lock」

「Hidden Lock」「Hidden Lock」

 「Hidden Lock」は、隠しボタンを使ってロック画面を解除できるアプリ。本アプリを利用すると、ロック画面には背景画像のほかに何も表示されないので、隠しボタンの位置をタップしよう。すると、赤の南京錠型ボタンが表示され、ボタンを再度タップすることでロックを解除可能。隠しボタンは画面内に自由に配置でき、サイズも変更できる。

“Start / stop Hidden Lock”のチェックボックスをONにして、[Select a lockscreen]項目からロック解除方法を選択する“Start / stop Hidden Lock”のチェックボックスをONにして、[Select a lockscreen]項目からロック解除方法を選択する

隠しボタンの設置時には、ボタンを長押しすることで、ドラッグ&ドロップで位置を移動できる隠しボタンの設置時には、ボタンを長押しすることで、ドラッグ&ドロップで位置を移動できる

 隠しボタンのほか、暗証番号や端末シェイクによるロック解除を設定することも可能。暗証番号は最大4桁の数字を設定でき、ロック画面をタッチすると表示されるテンキーで暗証番号を入力し、ロックを解除できる。端末シェイクによるロック解除では、解除するシェイクのスピードを設定でき、誤動作でロックが解除されてしまうのを防ぐことが可能。また、ロック画面を無効化し、画面をONにした際に、すぐに端末を操作できるように設定することもできる。

 また、本アプリを設定した際のロック画面には、ホーム画面の背景画像のみを表示する以外に、ホーム画面をそのまま表示したり、黒色画面を表示することが可能。

暗証番号によるロック解除も可能で、画面をタッチすると暗証番号を入力するテンキーが表示される暗証番号によるロック解除も可能で、画面をタッチすると暗証番号を入力するテンキーが表示される

端末シェイクによるロック解除を設定する際には、実際に端末をシェイクしてスピードを確認しながら、ロック解除するシェイクのスピードを設定可能端末シェイクによるロック解除を設定する際には、実際に端末をシェイクしてスピードを確認しながら、ロック解除するシェイクのスピードを設定可能

【著作権者】
Marinelli.Tv
【対応OS】
Android 2.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.14(12/05/22)

特定のWi-Fi接続時にロック画面を無効化「Unlock At Home Using Wifi」

「Unlock At Home Using Wifi」「Unlock At Home Using Wifi」

 「Unlock At Home Using Wifi」は、特定の無線LANネットワークへ接続している際は画面ロックを無効化できるアプリ。たとえば、自宅の無線LANネットワークを設定しておけば、自宅にいるときはロックを解除する手間なく、すばやく端末を使用でき、外出先ではパスワードなどでしっかり端末をロックできる仕組み。

 アプリを起動すると、端末に登録している無線LANネットワークのSSID(ネットワーク名)が一覧表示されるので、接続時に画面ロックを無効化したいSSIDのチェックをONにすればよい。なお、メニューの[Preferences]項目を選択して表示される設定画面で、“Lock status icon”のチェックボックスをONにすることで、ステータスバーのアイコンで画面ロックの有効・無効の状態を確認できるようになる。

 また、設定画面においてデフォルトでONになっている“Flick screen on wifi off”のチェックボックスをOFFにした場合、画面OFF時に設定したネットワークから切断されたとしても、次回の画面ON時にはロック画面が表示されない。そのあとで、再び画面がOFFになった際に初めて、画面ロックが有効化されることになる。室内で無線LANが一時的に途切れることがあっても、すぐには画面ロックが有効とはならないため便利だが、外出先で端末がロックされていない状態になる可能性があるので注意。

 そのほか、無線LANネットワークへの接続を常時継続するか、といったバッテリーの持ちに影響してくる設定項目も用意されている。

“Lock status icon”のチェックボックスをONにすると、ステータスバーのアイコンでロック画面の有効・無効を確認できる“Lock status icon”のチェックボックスをONにすると、ステータスバーのアイコンでロック画面の有効・無効を確認できる

Wi-Fi接続時でも、設定していないネットワークの場合は、画面ロックが有効になっているWi-Fi接続時でも、設定していないネットワークの場合は、画面ロックが有効になっている

【著作権者】
Khroma Labs
【対応OS】
Android 1.6以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.5.12(12/10/14)

(ライターズハイ:鈴木 友博)