デキる人の使いこなしワザ for PC

よく使うファイルをスタートメニューから直接開けるようにする裏ワザ

各ファイルのショートカットファイルをスタートメニューへピン留めできます

 こんにちは、阿久津です。デスクトップを作業スペースとして使う方は少なくありませんが、スタートメニューも同様の操作方法ができるのでは?と考えたことがありました。

ショートカットファイルならスタートメニューに登録できる

 しかし、Windows 10はWindows 8.xから仕様変更され、以前の方法ではファイルを直接ピン留めできなくなっています。しかし、Windows 10の構造を確認したところ、ショートカットファイルなら、ちょっとした方法で可能であることがわかりました。

Excel文書ファイルのショートカットファイルに、[スタートにピン留めする]はありません
管理者権限で起動したコマンドプロンプトに、囲みの内容をコピー&ペーストします
reg add HKCR\*\shellex\ContextMenuHandlers\PintoStartScreen /ve /d {470C0EBD-5D73-4d58-9CED-E91E22E23282} /f

 ショートカットファイルを右クリックすると、コンテキストメニューに[スタートにピン留めする]が加わり、実行ファイルなどと同じくショートカットファイルをピン留めすることができます。

設定後はコンテキストメニューに目的の項目が加わります

 後は使用頻度の高いファイルのショートカットファイルを作成し、ピン留めしていけば、ジャンプリストよりもすばやくファイルを開けます。なお、[スタートにピン留めする]を削除するには、末尾にある囲みの内容をコピー&ペーストしてください。

reg delete HKCR\*\shellex\ContextMenuHandlers\PintoStartScreen /f

阿久津 良和

 PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛するものの、最近はクラウドやインフラを基盤としたITビジネスソリューションに強く惹かれている。「今すぐ使えるUbuntu入門ガイド Linuxをはじめよう」「今すぐ使えるかんたんPLUS+ Windows 10 完全大事典」(技術評論社)など著書多数。

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