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TwitterのスパムをURLでフィルタリングしたい! 特定のURLが貼られたツイートを非表示にするワザ
2017年9月7日 06:10
Twitterにキーワードフィルタリング機能が実装されてしばらくになりますが、単語ベースのフィルタリングは問題なく行えるものの、ドメインではフィルタリングができないなど、不自由な点も少なくありません。現状の仕様では、見たくないサイトのドメインをキーワードとして登録しても、すり抜けてしまうのが現状です。
またキーワードの件数は上限100件ということで、すこし気合を入れて登録し始めると、あっという間に枯渇してしまいます(ちなみに筆者はすでに100件に到達していて、新しいキーワードを追加するたびに登録済みのキーワードをひとつ削らなくてはいけない状態です)。
特定のサイトのURLを含んだツイートをすべて非表示に
こうした場合に重宝するのが「Google Chrome」の拡張機能「Tweet Filter」です。これをインストールすれば、標準のフィルター機能とは別に、独自のフィルター機能が実装され、より詳細なフィルタリングが可能になります。Twitter標準のフィルタリング機能の以前から存在しており、当時から使っているという人も多いかもしれません。
この拡張機能は、英語環境を前提とした、前後にスペースがあることを前提とした単語単位でしか認識しないため、日本語環境ではあまり恩恵を受けられません。しかし唯一、日本語環境でも重宝する、便利な使い方があります。それはドメイン名によるフィルタリングです。ツイートに貼られているURLの一部、例えば“http://forest.watch.impress.co.jp/***”であれば「forest」をキーワードとして登録しておくことで、窓の杜のURLを含んだツイートをすべて非表示にできるのです(あくまでも例です)。
また、標準のフィルタリングにない機能として、実際にどれだけのツイートをブロックしたか、その件数が表示されますので、登録したキーワードが意図通り機能しているか、ひとめでわかります。また非表示になったツイートは、どのキーワードが該当したのかが小さく表示され、クリックすることで再表示も可能ですので、無関係のツイートをうっかり非表示にしてしまった場合も、気付かないまま放置することを防げます。
弱点は、短縮URLで圧縮されている場合、オリジナルのURLを復元してまでチェックしてくれるわけではないことです。非表示にしたいサイトのURLはわかっているが、TLに流れてくる時はつねに短縮されている場合、その短縮URLのドメインなどを登録してまるごと非表示にするか、あきらめるか、いずれかしか方法がありません。
もうひとつ、これはChromeの拡張機能であるがゆえに当然なのですが、インストールしたPC上でしか反映されず、スマホはもちろん、ほかのPCでも反映されないことです。これはTwitter標準のキーワードフィルタリングと比べた場合の大きなハンデですが、むしろこれを逆手に取って、PC環境で表示しても意味がないスマホアプリの情報のページを非表示にするといった使い方はあるかもしれません。
山口 真弘
テクニカルライター。PC周辺機器や電子書籍、電子辞書、ウェブサービスについてのハウツー記事をImpress Watch/ITmedia/CNETなどのWeb媒体に執筆。著書に『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)など。